大工頭中井家伝来 茶室起こし絵図展@大阪くらしの今昔館。

本日は、天六の大阪くらしの今昔館に、
大工頭中井家伝来 茶室起こし絵図展」を観に行ってきました。
中井家は法隆寺の宮大工出身で、江戸時代を通して京都大工頭を世襲した大工界の名門。
大阪城、二条城、名古屋城などの城郭を始め、上方中心に江戸時代の名だたる建築は、
ほとんど中井家が絡んでるんじゃないか、と思えるくらい、
すごい大工の棟梁やったらしいです。

で、当然、茶室もいろいろ手がけているようで、
中井家に代々伝えられ、重要文化財に指定されてるのが、
この茶室起こし絵図ということのようです。

と説明しつつ、ワシは行くまでは、茶室起こし絵図ってのは、
建築前に作るミニチュアのようなものやと思ってました。
そういうのも、あったかもしれんけど、
実際は、既にある茶室を計測して、作るもののようです。

これがあれば、火事などの災害でオリジナルが失われてしまったとき、
元の形に極めて近い形で、再現できたり、
同じような複製も作れたりするってことなんでしょう。
実際、どこそこに残ってる茶室が、この絵図とピッタリ同じなので、
「これは、どこそこにあったものを移築したもの」と分かったり、
「どこそこの茶室を真似して作ったもの」と分かったりするようです。
ときには、現存する茶室と、この絵図が違ってるので、
どこかの時代で、改築したってことが分かったり。

こういうものが個人の家に代々伝わってるってのが、すげえなあ、
と思ったりしながら観ておりました。

ちなみに法隆寺の宮大工といえば、思い出すのが、
ワシの尊敬する昭和の宮大工、西岡常一さん。
実際、西岡さんの先祖と、中井家も関係あったようです。
西岡さんの先祖が大坂城の築城の際、関わってたため、
完成後、口封じのため、危うく殺されかけたらしいんですが、
その時の棟梁が、この中井家の初代京都大工頭、中井正清さんだったということです。

う〜む、しびれる話やなあ。

なんですが、ワシは建築は好きなんですが、どうも図面を読む能力に乏しく、
しかも立体となると、からきしわからなくなってしまうので、
途中からは、図面を読むことは諦め、
昔の日本式ドールハウスを観るような気分で見学しました。
それはそれで楽しかったなあ。

この展覧会、次の日曜までです。
入場料400円とお安いし、地下鉄&阪急天六の駅から地上に出たところで、
アクセスも便利なので、興味のある方は、是非!!
ただ、この「大阪くらしの今昔館」、2フロアに亘って江戸時代の大阪の町を再現してて、
その町の中を歩いたり、上から見渡したりするのが、おもろかったのですが、
その部分は今年の秋まで改修中で、今は見学できなくなってます。
それを差し引いても、なかなか観られないもんが観られた、おもろい展覧会でした。

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