「真夜中に向かうフォークショー」ボケロウ、ナオユキ、良元優作@ムジカジャポニカ 。

昨日はムジカで、「真夜中に向かうフォークショウ」。
ボケロウさん、ナオユキさん、良元優作さんと、
ワシの好きなもん、三つ揃えたかのようなライブ。
行かいでかっ!

まずはボケロウさん。
いっつも思うんやけど、声が人を惹きつける。
ちょっとだるさがあってチャーミングやねんなあ。

ときどきリズムと音程が揺らぐ。
それが自然なブルース感になってて、
声と相まって、ええ感じのダルさ感。
ボケロウさん、ちびりちびりやりながら、
ほんま楽しそうに歌わはる。
ほんまに歌が好きなんやなあ。
こっちもええ感じでお酒が進む。

そして次はナオユキさん。
やっぱりムジカの客はええ!
反応がすげー!打てば響くってこのことか。
それにしてもアマチくん、ええ声で笑うなあ。
反応の良さにナオユキさんのテンション上がったのか、
途中からキャラ祭り!
キャラ暴走しまくりー!(笑)
ナオユキさん「乗っ取られる!乗っ取られる!」(笑)

客の反応の良さもそうやけど、
会場がムジカ、競演がボケロウさん、優作さんというナオユキさんも大好きな人、
ってゆーのが当然ナオユキさんにも影響してるんやろな、
つくづく舞台って、生き物なんやと思う。
ナオユキさん、最後はいつになくスパン!て終わって
「次は天才、良元優作ー!」て、
ほんまに愛のある紹介の仕方や。

そして出て来た良元優作さん。
昨晩はいつになくご機嫌さんのライブだったので、少し詳しく。
一曲目から普段は最後の方にやる
「永遠につづくわけがない」からってことでも、
優作さんの興奮と気持ちの良い酔いが伝わって来る気がした。
一曲目、突然終わるとか不思議なテンション。不思議な間。
みんなが意外そうな顔すると、「そんな引くとは思わんかった。」
それからぬけぬけと「俺、こんなんやけど、売れようて思てます」。(笑)
なんか今日は、いつもと違うことが起こりそうや、
とみんなこの辺で気付き始めたんちゃうかな?
ワシも、そうでした。

「おもんない話してえーか?」
「やっぱ後でするわ」言いながら「コンビニ」。
あの独特のリフに少し指が付いて行ってない感じもあるが、
今日はそれでヨシとしよう。たぶんそういう夜や。
そんなこと差し引いてもええ演奏やった。
だって終わるとナオユキさん
「500点500点!この点あげたん、君が初めてや」
ムジカならではの和気藹々ムード。 
優作さんは「エッチもしたいしなー」とか何ゆーとんねん(笑)

次は優作さんやるの初めて聴いた。
山川のりをさんが歌ってる曲
「宇宙の外がないと言う概念が理解できなかった」って歌詞の曲。
なんて曲やろ。
終わったあとさわさんに聞いたら、
「できなかった」ってゆー曲で、
のりをさんと優作さんの共作らしい。
そー言えば、のりをさんとやってるのは聴いたことあるなあ。
ひとりでやるのは、初めて聴いた。
けど、そう知って、歌詞思い出したら、
優作さんらしい歌詞やなあ、とも思う。

次は「風につらつら」。
ざわざわしてる場内が水を打ったように静まる。
名演や。泣きそうになる。
まだ夏のうちに聴けて良かった!
のに終わった途端、ひとこと
「なんやねん!」てなんやねん(笑)

「めっちゃごめん、いま何も考えてないねん」言いながら
「たーちゃん」のイントロだけ。
「やっぱ、たーちゃんやめとくわ」て(笑)
ギター持ち替えて「電話を僕からかけないよー」って曲。
なんか久しぶりに聴いたなあ、この曲。
曲名、なんやったかなあ。思い出せん。
けど、好きな曲や。間奏のギターもええ感じ。

この曲の途中で2弦が切れて、
曲終わりで、ボケロウさんがギターを貸す。
で、田渕徹さんの「くよくよするなよ」。
響いた。田渕さんの歌詞もええけど、
優作さんの声で歌われるときの優しさ、包み込むような大きさ、
やっぱり、この人は一流や。

さっき言いかけてやめたネタ優作さんの家の近くにある
「韓国カラオケ ブラジル」の話とか、
なんやかんや、ステージの優作さんと
客席のボケロウさん、ナオユキさんとのネタ応酬がありまして
その次に歌うのが「へたくそな歌」って、
なんかずるいよなあ(笑)
ムジカの中で歌ってるのに、
夜空に向かって歌ってるみたいな気がする。
いや、夜空に歌を投げつけてるような。
この世の中に存在している音は、優作さんの音楽だけ、
そんな気分になった。 
それは寂しくなく、幸せな気分だった。

あ、「コンビニの前にインド料理屋があったんですわ。名前がね、ルンビニ」って
ネタも、おもろかったです。

そして、今日初めて曲間のごちゃごちゃごちゃなしに、
ラストソング「春の虹」に。
なんだかんだ言いながら、
最後は決めて来る。
さすがや。

アンコールは3人で。
優作さんギター、ボケロウさん、ギターをカホンのように叩いてパーカッション。
で、ナオユキさんのネタ。
この3人、ほんと仲良しなんやなあ。

優作さんのリクエストで、アンコールのアンコール!!
ナオユキさんが語るせい子さんへのエール。泣かすよなー。

アフターライブも盛り上がったんやけど、
気がつけば出演者3人に、アマチくん、さわさん、ネーネーさん、ワシが残るのみ。
ナオユキさんはステージに横になってる。
自宅か!(笑)

ボケロウさんがギターを取り出した。
アマチくんに「ボケロウさんにはアメリカを感じるわー」と言われたのに、
なぜかビートルズ特集(笑)。
ヘイジュードからのオールニードイズラブ、
チケット・トゥ・ライドとかもやったかなあ。
ボケロウさん、ほんまに歌が好きなんやろなー。やっぱ楽しそうに歌う。
けど、曲によってはコード全然あってないし、
一曲のうち、どこかで分からなくなるのか、
どの曲にも、無伴奏の箇所が何箇所か(笑)
けど、そんなんもーどーでもええ感じやね。


そのうち優作さんも歌い出し、ナオユキさんも加わり、全員で合唱大会。
サザンとか寺尾聰も飛び出す。
片付け終わったせい子さんも加わる。
酔った優作さんがナオユキさんにキスする。
ナオユキさん「優作にキスされるの3回目や!」と叫ぶ。
その3回、全部目撃してるワシって、
運がええのか、悪いのか。

楽しかったが、終わりの見えない宴だったので、
まだまだ続く中、途中でおいとまして帰ったのであった。

あれからどーなったんやろ(笑)

あ、こないだ「残り少ないからよー来る人はまた今度にして!」
言われて入手できなかったDVD、追加できたようで、
やっと入手いたしました!

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