夜久一@レインコート。

ちょっと前だけど、22日火曜日の夜は、
十三のレインコートに夜久一くんを聴きに行ってきた。
ワンマンだったので、たっぷり聴けた感。

夜久くん、ほんまに観るたびに、よくなっていくなあ。
昔は声のデカさが売り、みたいなところあった気がするけど、
今、あのデカさは、ほぼ聴かれない。
でも、マックスがあのデカさで、
その間のレンジで、表現したいことや、
その時の自分の気持ちに合う音量にチューンして歌うので、
ほんまに表情が豊かで、
前以上に引き込まれてゆく気がする。

夜久くんを聴いててよく頭に浮かぶのは港の風景。
そこは門司港だったり、横浜だったりはするが、
なぜか気がつくと、気持ちは港を彷徨ってたりする。
そんな風に感じる歌い手さんって、夜久くん以外では、
浅川マキさんくらいしか思い浮かばないなあ。

2部では、立って歌う姿も見せてくれた。
ちょっとふっくらした感じもするが、
立っても座っても、
どこを切っても100%夜久くんやなあ。
技が増えてるとか、変わってきてると言うより、
どんどんホンモノの夜久くん、
夜久一のあるべき姿に近づいていってる気がする。
技が増えてるとか、変化してるってのは、
そのためのひとつの手段に過ぎない気がする。

でもワシの最近のお気に入りの曲は、この日も初めの方にやった
少し前の曲「まぼろし」だったりする。

初めてこの曲を聴いたときは、ちょっと夜久くんにしては大人しいイメージだったんだけど、
今は、すごく夜久くんらしさが出てる曲と感じるようになってきた。
ずっと「好き」という気持ちは変わらないのに、
その時その時で抱くイメージが違う。
それはワシがほんまに好きなミュージシャンに感じる共通した感情のような気がする。

夜久くんは、どの会場でやっても、会場をホームにしてしまう。
この日も、十三のレインコートは、なんか親戚の集まりみたいな
ほんわかええ感じの盛り上がりでした。
まあ大阪で夜久くんがやるとき、
かなりの確率で現れる、やかましい某ミュージシャンは、
いつも通り、賑やかにしてはりましたけど(笑)

夜久くんの新譜「よだか」はこちらから。こちらでも。

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