大徳寺塔頭巡り。
元々は、京都冬の旅の特別拝観で、大光院が拝観できると知って行ってみた。
行ってみると大光院だけでなく、聚光院も特別拝観の対象になってた。
ならば、どうせなら、普段から公開してるところも行ってみようと思ってしまったので、
期せずして、大徳寺塔頭巡りになってしまった。
ちなみに大徳寺本体は、外から覗き見るくらいで拝観できる施設はないようだ。
京都の他の寺院とは一線を画して、宗教寺院として独自の道を歩んでるのか、
なんかそういうところ、好感持てるなあ。
次々に観て回ったが、塔頭ひとつひとつに
日本史の教科書に出てきそうな人物との歴史があって、
素晴らしい庭があって、襖の絵も狩野派中心に素晴らしいものを持ってらっしゃる。
いずれ劣らぬ名塔頭ばかり。
あんまり次々に観て、どれがどれだかわからなくなったので、
まとめて写真掲載します。
いくつかの塔頭観てると、構造としては、だいたい同じで、
入口から渡り廊下で方丈に繋がり、
方丈の四周に庭があり(ほぼ枯山水)、
その方丈のどこかから茶室に繋がっている、というスタイルだった。
で、それぞれが、どれも、地方の町にあれば、それだけで観光名所になるくらい、
由緒や歴史があって、庭も建物も襖絵も立派なのだから、参ってしまう。
さすが、かつては京都五山の上の別格で、
一休さんや千利休ゆかりの寺で、
織田信長はじめ、細川忠興ガラシャ夫妻、毛利元就、小早川隆景など
数々の戦国武将たちの墓所がある名刹ですわ。
塔頭も、もともと拝観謝絶(強い言葉やなあ)だったり、
この状況で拝観休止だったり、
商売っ気がないとこが、凛々しくて素敵です。
どこの塔頭か忘れましたが、
アライグマの被害に悩まれてるようでした。
こんな京都市内でも、出るんや。
元ペットなんやろなあ。
ほんまは北大路挟んで向かいの船岡山、建勲神社にもいくつもりだったのですが、
時間的にも体力的にも限界近かったので、
反対側の今宮神社に行って揚げ餅食って帰りました。
建勲神社のある船岡山は、平安京の基準になった山で、
その真南に大極殿や朱雀大路のあったところなので、
山頂から、南側を観てみたかったんですわ。
まあ、もう少しあったかくなったら、また出かけましょう。