鈴木亜紀with早川岳晴&ふちがみとふなと。

先週金曜は、ムジカで「めでたい女」。

何がめでたいかって、その日の対バン、
鈴木亜紀with早川岳晴&ふちふなさんの女性ボーカリスト2人、
鈴木亜紀さん、ふちがみじゅんこさんがお誕生日だったのだ。
まずは、2人揃って、舞台でご挨拶。

いんじゃんで、出番を決める。
負けた鈴木亜紀さんのステージから。

亜紀さんのステージを観るのは奄美大島以来。
そうそう!盛島貴男さんのステージを観に行った
名瀬のマヤスコで亜紀さんを初めて観たのだった。
そのときは、ミーワムーラのムラさんも一緒だった。
もう懐かしい気がするな。

亜紀さんの歌は、いたずらっぽく、こまっしゃくれてる感じで、
とってもオシャレ。
そこに早川さんのクールなベースが入るもんだから、
めっちゃかっこいい大人の音楽になってる。
早川さんが歌伴するの生で観るのは、いつ以来かなー。

MCでは無口で強面の早川さんを鈴木さんが、うまく転がす。
フラメンコ調?の「天城越え」がめっちゃかっこよかった。
ラストの橋幸夫さんの「雨の中の二人」も、ええ。
亜紀さんがやると演歌もベタベタせず、
ジャズっぽく聴こえるのが不思議。
演歌を否定してるんじゃなく、
ずっぷりその世界に入り込んでるのに、
そう聴こえるのが、亜紀さんなんやな~。

動画は早川さんの影がかっこいい「黒い犬」を。

そして、早川さんと船戸さんのツインコントラバス!
ベース音て、生理的な快感に直接訴えかけてくる。
脳みそのクッションなしに勝手に気持ちがゾワゾワする。
日本を代表するようなこの二人の演奏って、
そう観れたもんじゃないよな~。
CDも出してる二人なんで「あ~すれば、こうする」みたいな呼吸もバッチリ。
一人が弓で、一人が指で。
目を瞑ってても、コントラバス同士でも、
どれがどっちの音か分かるのが、不思議で、おもしろかった。

そして、いんじゃんに勝ったふちふなさんの演奏。
「プレゼントを探して」って、題名聞いて、、
なんとなくイランとか東欧とかの映画の題名っぽいなー。
と思った。ふちふなさんの曲の題名にはそういうのがいくつかある。
音楽も、そーゆー映画でかかってそうな気がする。

じゅんこさん曲紹介のMCで「打倒ジャズ、打倒船戸で作った曲です!」
と高らかに宣言すると、船戸さんがじゅんこさんに耳打ち。
じゅんこさん「早川さんの前では恥ずかしいらしいです」(笑)
船戸さんのそういうとこ、謙虚でかいらしいです。

ふちふなさんの演奏は、何度も聴いてるけど、
どこかに「その季節らしさ」みたいなものが感じられるのが好き。
夏のど真ん中に、こういうライブを聴いたこと、
またいつか思い出すんだろうな。

ふちがみとふなとさんの動画は「やっぱりパンクやなあ!!」と改めて感じる
ルー・リードの「Take a walk on the wild side」を。

そして、亜紀さん出てきて、女ふたりで「愛の讃歌」。
ふたりのボーカル、全然違ってるのに、
一緒になると不思議な化学反応を起こすのが、おもしろかった。

早川さんも出てきて四人でゴスペルの「ハレルヤ」?
有名な曲なんだけど、題名よく知らん。
子どもの頃、自転車かなんかのCMで、
「♪~男の子にはライダーエース~
女の子にはカトリーヌスマッシュ~」と
替え歌してた曲なんだけどなあ。
それぞれ、歌詞をアドリブで入れてるみたいなんだけど、
おもしろかったのは亜紀さんの歌詞。
早川さんとのこのツアーの、道中のドキュメントなんだけど、
早川さん、無口過ぎや(笑)!

ラストは亜紀さんのアラブ風メロディー。
その歌に乗せて、誕生日の二人が、みんなにプレゼントを配る。
ワシも頂きました。
焼き菓子、おいしゅうございました!

アンコールは「おいらの船は300トン」に乗せて、
亜紀さんが船戸さんをいじる、じゅんこさんが早川さんをいじる(笑)
どこから、こんな歌拾ってくるんだろ。
亜紀さん、ほんまに演歌が好きなんやろなあ。

ライブ後は、ケーキのおすそ分け頂きながら、亜紀さんと奄美の話したり、
久しぶりに会えた切通さんと、じゅんこさんと障碍者の話をしたりできた。
切通さんもじゅんこさんも、しっかりした考え持ってて、
そういう話ができたことが嬉しかったなあ。

いやいや、なかなかないようなほのぼのとしたライブに参加できて、
気持のいい真夏の夜を過ごさせて頂きました。

濃さにやられたのか、暑さにやられたのか、
次の土日、家から出られんくらい、
ばてておりましたが。


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