HOT MOTTO GUMBO@京都大学 西部講堂。

もう4日も経つのに、まだ興奮が抜けきっていない。
二日後には熱まで出してしまった。
抜けきってはないけど、少し冷めては来たので、
日曜の「HOT MOTTO GUMBO」、当日のメモを中心にお伝えします。
※これは日記代わりなので、長文で、知らない人にはわかりにくい固有名詞
バンバンです。ご注意ください。

7月2日、なんと京大西部講堂で「どんと」のお祭りが開催された。
あの「HOT HOT GUMBO」が開催された西部講堂で。
あれが、1992年だから、実に25年後!
ここに至るまでは、主催者さわさんの並々ならぬ苦労があった。
西部講堂は学生の自主管理だから「お金払うから貸して」と
いうビジネスライクなやり取りで進めるわけにはいかず、
数年もの間、会議に参加して、イベントをここでやる意味を説得して、
会場を借りるに至ったのだ。
もちろん、出演者も「出てください~~」で済むはずもなく、
毎年、大阪のカンテ靭店で地元のミュージシャン中心に、
小規模ながらも「HOT MOTTO GUMBO」を続け、
そこに岡地さんや玉城さん、本当にどんととバンド組んでたミュージシャンに
出てもらって、その人たちにも理解してもらって、
やっとこの日を迎えたのだ。
もともと「HOT HOT GUMBO ’92」に行って感激したさわさんが、
「あんなお祭りを!」と小規模ながら始めた祭りが、
ご本家と同じ、西部講堂でやるにこぎつけたのだ。
感激がないわけはないであろう。

当日、気持よく晴れた京都の空。出町柳から百万遍まで歩く間に汗だく。
おまけに途中でもよおしてきて、西部食堂のトイレに駆け込む。
ワシの時代と比べると、トイレがきれいすぎて、目がくらむ。
周りを見回すと、知った建物は全然なく、変わってないのは、
三ツ星が輝く西部講堂だけだ。

開場少し前に福岡からボブが到着。
「橋の下世界音楽祭」でワシが写りまくってる映像をさわさんが見て、
「あれ作った人に撮ってもらえないかなあ」と相談持ちかけられたのだ。
「あいつ福岡やからなあ、でもおもろいからダメもとで聞いてみるわ」と
連絡したら、二つ返事で「おもろそうやから行く」とゆーてくれたボブ。
おもろいのは、お前の方や!

あんだけ晴れてたのに、開場直前からぽつぽつし始め、
開演の頃にはゲリラ豪雨に。
西部講堂は空調がないので、蒸し暑さがすごい。
しかも、開演前からびっしりの人。
こら、えらいことになりそうや。

オープニングバンドは、はんなりと乱暴な京女バンド「ドクロズ」。
途中からボガンボスのDr.kyOnさんも加わった。

久しぶりやけど、オリジナルもかっこいいし、
MCもめっちゃおもろい。

アサコさんとおやびんの掛け合いはM-1出てほしいくらいやし、
むうとんの天然っぷりも磨きがかかっとる(笑)
けど、今日はアサコさんがどんとにならって顔緑に塗ってまで頑張った
ラストの「魚ごっこ」が一番盛り上がったし、嬉しかった。

続いて、唯一ローザルクセンブルグ~ボガンボスを
どんととともにした永井さんのバンド、panoramix。

このバンドでは初めて観た。
永井さんがベース&ボーカルのスリーピースバンド。
機材をいろいろ使った音も実験的でおもしろいけど、
永井さんのベースはやっぱりファンキーで、かっこいい!

「絶対絶命」スリリングでドキドキする。
たこさんとかと一緒にやってほしいなあ。

今日は「HOT HOT GUMBO ’92」のとき生まれてなかった人は
無料という粋なはからい。
けっこう大人な青年が免許証出すのに驚愕。
そっか、25年というのは、そういう年月なんや!

そしてローザの玉城さんと、ボ・ガンボスのkyOnさんが現在やってる玉響楽団。

うつみさんのボーカルは迫力が凄まじい。
それに重なる玉城さんやキョンさんの男性コーラスがまたええ。
うつみさんの迫力をなだめるふりして、実は増幅させてる感じかな。
ベース&ドラムのリズム隊は、がっしりと鉄壁の布陣。
そこにkyOnさんのサザンなキーボードや
玉城さんのスタイリッシュなギター。
こりゃ、ほんまに玉響ですわ。
曲によっては玉城さんがリードボーカルだったり、
kyOnさんがリードボーカルだったり。それもまた玉響な感じでええなあ。

会場内の暑さは半端なく、その対策として、スタッフやのりをさんが
扇風機をかき集めてくれたそうだけど、それでも足らずに、
大量に買ってきた氷をビニール袋に詰めて、
みんなに配っている。
さわさんの息子のてるくんも、頑張っている。
ほんまに主催するって、大変なことなんやなあ。

ここからはゲストコーナー。
山川のりをさんソロの「ギターマン」。
これはのりをさんのオリジナルかと思うくらいピッタリ合ってる!

そして山川のりをさん、永山愛樹さん、うつみようこさん、
橋の下にも出演してた3人衆による「トンネル抜けて」。
リードは永山愛樹さん!
あ、パーカッションで岡地さんが飛び入り!
泣くわー。

今度はアコーディオンでkyOnさんも入って「ナマズでポルカ」!
楽しいー!

岡地さんドラム、のりをさん、愛樹さんの3人でやった曲、名前忘れたけど、
ヘビーなロックンロールでかっこよかったー!
(後で分かったけど「夜のドライブ」でした。)

長見順さんと岡地さんのご夫婦コンビ。
じゅんさんの鍵盤て、観たの初めてかなあ。
この色っぽくて、艶があるのに迫力ある声、
たまらん!
ほんで、岡地さんのあの気持いいドラムが
西部講堂で響いてる!
どんと、どこで観てるんやろう。

長見じゅんさんと岡地さんのご夫婦コンビでやった曲、
なんやったかなあ、題名思い出せないけど、
じゅんさんのボーカルも迫力満点でかっこええ!

吉田省念さんは「カーニバル」。渋い選曲!
12歳のとき、「HOT HOT GUMBO ’92」に来て、
ビニール袋に氷と酒入れて売ってたらしい(笑)
つくづく、サラブレットやなあ!

ゲストにドクロズのおやびん!
「眠る君の足元で」これもめっちゃ好きな曲!

今回の受付は山ちゃんとねーねーさん。
ステージ観られなくて気の毒だったけど、
講堂内から、外に出ると屋外から冷房効いてるとこに入ったくらいの
温度差あったので、
ワシも結局、受付に一番長い時間おったかもしれん。
モンゴルパンもすぐ近くにあったし。

そして、とうとうやって来ました。
ローザルクセンブルグとボ・ガンボスの合体バンド、
「ボガンボローザ」!
いきなり「ポケットの中」あー!嬉しいー! 永井さんの歌も味あるなー!

ついに登場!!
ボガンボローザ。
ここは、西部講堂。
一か所に留まれないどんとも
さすがにこの日は、ここにいただろう。

うつみようこさんリードで「かべ」!
ああああ!もうう~~。
♪~ばばあが擦ってる~
♪テレビの後ろ、かべの向こうで~
ワシらの時代、下宿の壁、薄くて、隣の声はもろに聞こえて、
友だちと酒飲んで騒いで、よく怒られた。
この曲はそんなこと、思い出すなあ。
残念ながら(?)擦ってるばばあは隣にいなかったけど。

玉城さんリードで「だけどジュリー」
サビ前でギターの弦切れて、やり直し(笑)
あの頃、有名だった河原町のジュリーって浮浪者を歌った歌。
みんな、なんだかんだジュリーを愛してた。

のりをさんはボガンボローザをバックに
「シビーシビー」を。
この曲、なんか泣けてきちゃうんよな~。

のりをさんがゲストで「シビーシビー」
これも「眠る君の足もとで」と同じ感じの
うっとりするようなラブソング。
今でもときどき、気がつくと口ずさんでいる。

長見じゅんさんは「見返り不美人」を、
めっちゃセクシーなコスチュームで(笑)
選曲といい、コスチュームといい、
じゅんさんのセンス、大好きやなー!

次は長見じゅんさん出てきた。
どうやらゲストがそれぞれボガンボローザをバックに歌う趣向か。
じゅんさんは「見返り不美人」(笑)
ブギウギっぽくノリよくて
めっちゃ気持ちええ。
それをじゅんさんが歌うのがなんかおもしろい。

kyOnさんボーカルの曲はまた名前が思い出せないー。情けないー。
ボ・ガンボスのときからkyOnさんがリードでやってた曲「ドンストップ…」
あ、「メリーゴーランド」や!
ねーねーさんが教えてくれましたー。ありがと~~!

愛樹さんは「「ゆ〜らゆら祭の国へ」。
愛樹さん、ほんま気持良さそうに歌いはるなあ。
ええ笑顔でした。

次のゲストは愛樹さん。
あーまた曲名わからん!
ブルージーでかっこいい曲。
「もしかもしかたどり着けば、ゆらゆら踊り出す」って歌詞。
誰か教えてー。
愛樹さんがすごく嬉しそうに歌ってるのが印象的やった。
※「ゆ〜らゆら祭の国へ」や!愛樹さんの投稿で判明しました!

永井さんリードボーカルで「夢の中」。
「欲しいものはいつも雲の上」
これは今日のこの場にいる人にとっては、
どんとのことやなあ、きっと。
と思いながら、西部講堂の天井を見上げる。
玉城さんのギターソロがまた!もう!
これはほんまにスタンダードナンバーに
なってええ曲やなー。

吉田省念さんの「橋の下」。
ワシが一番好きなローザの曲。
ああ、そのアコーディオン!
ワシへの涙腺攻撃に降参寸前。

省念さんはワシの一番好きな「橋の下」を。
感極まるっつーねん。
あ、ちょ、kyOnさん、やめて!
そのアコーディオン。
もう、これは折檻や!
ギターソロも、コーラスも、何もかもが、
ワシの涙腺に向かって攻撃を仕掛けている。
なぜかこの曲はワシを、鴨川の荒神橋のたもとに
手繰り寄せてしまう。

ようこさんリードで「泥んこ道を2人」
ようこさんのドスの効いた声は、この曲によく合う。
♪~お前が歌えば、誰よりいやらしい~て歌詞は
初めて聴いたときは衝撃やった。事件てゆーてええくらいやった。
今聴いても、史上に残る歌詞やと思う。
「いやらしい」って、言葉が、こんなに褒め言葉に聞こえるなんて。

永井さんリードで「フラワーマン」。
フラワーマンに助けて!と願うこの曲に、
何回助けられたことか。

最後はどんと風?(笑)に赤い髪をした人が突然出て来て、
「ダイナマイトに火をつけろ」
あー盛り上がる!
観客もみんな「ここを最後!」と暴れまくっている。
けど、あれ誰やろ?(笑)
結局分からずでした。

当然アンコール!
アンコールはボ・ディドリーの「ロードランナー」
なんかステージにいろんな人出て来た(笑)
出演者はもちろん、出演してない人まで。
わはははは。
もしかしたら、どんとも混じっておったかもしれん。

フィナーレ。
なんかもう誰がおるか分からん。
出演者じゃない人もいる気がする(笑)

けど、みんなどんとのこと好き、ってことでは
一緒やから、そこを共有しながら、ひとつの方向を
見ている感じ。
ええフィナーレや。

最後の最後は当然、「あこがれの地へ」かと思ったが、
意表を突いて、「少女の夢」
なんつー選曲や!
けど、どんと喜んでるやろなー。
「それかい!!」ゆーて腹抱えて笑ってる気がした。

終わってしまった。
気持のええ充実感。
「おしり」や「在中国的少年」や「北京犬」とか
まだまだ聴きたい曲あったけど、
それは、次の回へのお楽しみやな。
誰もいなくなった客席で難波屋でよく見る髪の長い背が高くスリムな
おっさんが一人踊っていたのが印象的だった。

終わって、撤収始まってたけど、
まだスクリーンに写ってた、HOT HOT GUMBO ’92の
映像を見ながら踊ってる人がいた

さわさん、ほんまお疲れさま!ありがとうなあ!
ハナちゃん始め、スタッフの皆さん、お店の皆さんもお疲れさまでした。
そして、出演者の皆さん、
ええ夢見せてもろて、感謝です!

そして、どんと!ワシらが生きてる同じ時代に、
この世に生きててくれて、こんなええ歌いっぱい残してくれて、
ほんまにありがとうございます!

まだまだ名残惜しかったけど、
最後、愛樹さんと今日は観客で来てた竹舞さんとボブと
写真撮らせてもろてから、
ワシは、雨上がりの西部講堂を後にして、
ボブを連れて、タマちゃんとルイさんと、
冷房の効いたサロ毘を目指したのである。

終演後、愛樹さん、竹舞さん、そんでボブと記念撮影。
嬉し~~!

左京区には、ワシのカケラが、あちこちに落ちていた。

ボブが撮影、編集、すべて一人でやった動画がこちら。
これ観ると、ほんま蘇って、涙出ます。
(20200706記)

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