プチだおん 夜明けの行進2022「西へ」+ムジカでお見合い~たゆよこんべ。


ああ、おもろかった!
なんか知らん間に踊ってしまうライブでありました。

まずは「たゆよこんべ」。
イガキアキコちゃん、にしもとひろこちゃんの「たゆたう」のお二人に、
下村よう子ちゃん、そしてワタンベの四人組。
ちなみに、たゆたう二人とよう子ちゃんはColloidのメンバーでもあります。

その音楽は、たゆたうともColloidとも違う、感じ。
なんか日本的な優しさとゆるさを感じる。
うん、ワシ、これも好きやぞ。

台湾ブヌン族の歌の声の重なりが面白かったなあ。
お!ワタンベも歌うんや!
アッコちゃんによるとブヌン族は首狩り族らしい。
けど、この歌は機織りのときの歌。
ちょっと面白そうだったので、ブヌン族のことググってみた。
首狩り族とハーモニー〜音楽学者小泉文夫さんのフィールドワークより〜
う〜む、よくわからないが、他民族と交流のあまりない、
民族単位で独立して暮らす、狩猟民族の風習ってことなのかな?
とにかく、ハーモニーが独特で美しいことは、間違いないのだろう。
音源探してみたけど、バッチリコレ!ってのは、見つからなかった。
これの4分30秒くらいからのやつが一番近い気がする。


たゆよこんべ、Colloidより隙間がある感じするなあ。
なんとなく、おおらかな感じ。

酔っぱらいの歌が、ほんま優しくて柔らかくて隙あって、
たゆよこんべの真骨頂かもしれんと思う。
Colloidの裾野に位置するのではなく、
違う頂きを持ったグループなんやろう。

よう子ちゃんが、薄花葉っぱ時代にやってた「東京ティティナ」、
ちょっと曲調違っておもろいなー、思ってると、
アッコちゃんの凄まじいソロに続いて、
関島さんがリコーダーで、中尾さんがソプラノサックスで、多田さんがテナーサックスで、
プチだおん、全員乱入!

めっちゃ楽しなった〜。
薄花葉っぱの音源なかったので、生田恵子さんのオリジナルを。

オリジナルも、どことなくアラブ混じってるみたいで面白いなあ。

そのまま7人で、薄花葉っぱの「鳥の歌」。

う〜〜!この行進のようなリズムが管楽器入るとめっちゃ快感になる!
ほんま、こっちに向かってくるような気がして、ゾクゾクする。
前にも、この曲聴いたとき、ゆーたかもしれんけど、ほんま鳥肌もん。

そして、関西では久しぶりのプチだおん。
前に観たのは3年前の小田原だったかな?
お!中尾さん、トロンボーンからなんや。

3人が別々のことやってるみたいやのに、
ひとつの音楽になってる絶妙なバランスが面白い。
中尾さんのトロンボーンの動きがトリッキーで、思わず耳が向く。

バラバラに動いてるみたいなサックスとトロンボーンが
チューバのソロになると、一緒にリズム刻む。
おもろい関係やなー。

クレズマーかな?ちょっと変わったリズムの曲、
途中の中尾さんのソロ、次にどの音が来るか予想つかず、めっちゃおもろかった。
続く多田さんのソロは、王道っぽくて力強いなあ。

関島さんリコーダー、多田さんのバスクラリネットで始まる「畔(ほとり)」。
途中で関島さんチューバに持ち替える。
チューバとバスクラが互い違いに、歩いてるみたいなリズム、
なんか催眠術みたいに気持ちええ。
すごく単純なことやのに、なんでこんなおもろく感じるんやろう。
最後チューバ一人でリズム刻み、
終わるのかと思いきや、三人で同じフレーズを吹きながらエンディング。
なんか不思議なおもろさやなあ。

お!多田さんのボーカルで「窓」。
多田さん歌ってるから、楽器の音数、二つしかないのに、
こんなに豊かで、奥行のある演奏できるんや。
ひとつひとつの音をじっくり聴きたくなって耳を澄ます。
全部の音の柔らかい輪郭がはっきりとわかる。
ああ「音」を聴いてるなあ、それが重なって「音楽」になってるんやなあ、と、
ほんまに当たり前のことを実感する。

タイトル曲「夜明けの行進」、ちょっとコミカルな印象の始まり方やな。
どうコミカルなんかは、よう説明できんけど。
なんか踊りたくなる感じなんやけど、
その踊りが、音頭っぽくて、盆踊りとかの日本的な踊りの気がする。
この曲に限らず、プチだおんの音楽は、ノリノリとは、ほど遠いのに、
なぜか、踊ってしまいたくなる。
それにしても中尾さんのサックス、
ふにゃふにゃしてて掴みどころなくて、おもろいなー! 

ラストは大原裕さんの曲。客席から手拍子。
この隙のある、街頭っぽさ、たまらなく、好きやなー。
遊びを知ってる大人の余裕のある音楽やなあ。

ひろちゃんの名言出ました!
「関島さんのチューバはこの世のすべての、どんつくどんつくの音より踊れる」
うう!わかる!チューバだけでも、うねりがあるもんね!

アンコールは全員でColloidの「夜の舟」。
めちゃくちゃカッコいい!
奄美と東ヨーロッパとジャズが混じってる気がする。
一糸乱れぬColloidバージョンとは、全くの別モン、
ガチャガチャさがたまらなくええ。

観客興奮冷めずダブルアンコールは、プチだおんの「綿と麦」。
うわ、そもそも、ちょっと音頭混じってるよな?
中尾さんの素っ頓狂なソロがうつったのか、
アッコちゃんのバイオリンソロも、いつになくアホっぽい(笑)←褒め言葉っす!

関島さんワタンベのリズム隊バトルも楽しいー!
ワタンベ吠え出した!

最後は、ステージも客席もみんな、
笑いながら体揺らしてた気がする。
めっちゃ楽しかったーー!
ありがと〜〜!

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