橋の下世界音楽祭2017 SOUL BEAT ZERO 三日目(最終日)。

最終日も、まずは、ボブの動画から、この日も前編、後編あって、分厚いです!
この日は、ライブだけでなく、会場の様子に時間かけてるんで、
会場の雰囲気がよく伝わってきます。
ワシは、相変わらず食いまくってます。

前日、なんやかんや、会場で朝を迎えたワシは、朦朧としたまま、
風の音楽団を観ていた。

去年聴きそびれた風の音楽団は、
やっぱり去年のことを後悔するほど、良かった。
寝不足の頭にドカン!と来た。

マルチーズロックも橋の下のおなじみの顔。
観客の興奮をすべて吸い取って、
自分のエネルギーに変えてしまうようなモリトさんのボーカル、
年々、観客の熱は高まるので、モリトさんのボーカルも年々熱くなっていく。
バンドの演奏もそれに応える。
ホールズさんのギターは、相変わらずかっこいいし、
ガチャピンさんのベースは、同じベーシストなのか?
と思うほど、バンドのカラーによってイメージが変わり、
そのバンドに最適のスタイルを追求している気がする。
そしてあかねさんのサックスも、聴くたびに艶っぽくなっていって、
なぜか、那覇の空を思い出した。
新しいドラムの人もパワフルで、マルチーズを完全に
理解してる音を叩きだす。

そして、そこにタテタカコさんが加わる。
もう天上の音楽だ。
去年と同じ場所で、同じ曲を聴きながら、
やはり同じように涙が止まらなくなった。
来年も同じことができることを心から願う。

OKI DUB BANDも去年と同じく、メインの本丸ステージで。
やはり橋の下の顔のひとつって気がする。
何度聴いても気持いい。
寝不足の頭をさらにほどいてゆくかのような
繰り返しのリズムが心地よく、ほぼトリップ状態で、
酒も飲んでないのに、ええ気分になってた。

ミキさんが撮ってくれた、投げ銭入れるワシ。

そして、やった~~!盛島貴男さん!
4月に奄美で観たけど、
おじいに会った橋の下でまた観れたことがすごく嬉しい。
竪琴の流れるような音、ホーミーのような発声法、
もう里国隆さんとは別の完全なオリジナル盛島サウンド。
けっこう若い人が、驚いたような顔で観てた。
そりゃ、聴いたことないような音楽やろな~。
これから音楽の世界を増やしていく若い人たちに
橋の下は、素晴らしいショーケースにもなってるんだろう。
ワシが若いころにこの祭があったらなあ、
と少し嫉妬するような気分になった。

毎年、この時間帯になると切なく寂しくなってくる。
今年も橋の下の終わる時間が近づいている。

この寂しさをいや増すような夕焼けは反則だ!
けど、この空の見えるお天気で良かった、とも思っている。

そしてトリは、もちろん、タートルアイランド
こんな素晴らしい祭をほんまにありがとうございます!

今年もすごいステージだった。
ものすごい熱量を持った人混みの中に入っていく勇気がなかったので、
今年は、少し離れて観ていた。

すると、観客の興奮がちょっと客観的に見えておもしろかった。
やはり一番興奮してる人は、ステージ近くの前の方に
どんどん集まって、踊っているのだが、
一番前は、人口密度がすごすぎてあまり踊るスペースもないようだ。
だから、踊り狂いたい人は、もう少し後の方、
もしくは、ちょっと離れたところで、思う存分踊っている。
ゆっくり音楽として楽しみたい人は、
少し人混みが途切れたあたりで、体を揺らしながら観ている。
そして家族連れは、ステージから離れたところで、観てたりする。
楽しみ方は人それぞれ、人に迷惑をかけない範囲なら、
それぞれが好きな楽しみ方をする、
当たり前のことだけど、そういう当たり前で本質的なことを、
この祭はいろいろ気がつかせてくれる。
自分が純化されるような気分になるのは、
そういう気付きから来るものなのかなあ、
とか思いながら、最後のときを迎える。

それぞれの楽しみ方をしていた人たちも最後はきっと
同じこと思ってるのだろう。

「終わるな!」
そして
「ありがとう!」

タートルアイランドが終わり、
すべてのライブを観終えて
満ち足りた気分でベースキャンプに戻った。‬
‪隣に4〜5名の女性集団がいたのだが、
その帰ったあとがひどかった。‬
‪飲みさしのコップ、食べさしの焼きそば、
皿など、すべてそのまま。‬
レジャーシートだけ持って帰ったような状態。

‪この祭の何を見たらそんな‬ことできるのだろう。
スタッフ一人一人が働いてるところ見て、
どうしてそんな気持ちが起きるのだろう。
誰一人、そのことに思い至らなかったのだろうか。
悲しい気分でそのゴミを拾い始めたら、
同行の福岡組女子が何も言わずに手伝い始めてくれた。
きっと同じ思いだったのだろう。

ゴミを拾い終わり、最後に沖縄屋台に寄って帰ろうとして、
お店のスタッフに顛末を話すと
「あら、それで片付けてくれたの?ありがとう」と
快くゴミを引き取ってくれた。
その自分ごとのような言い方が、すごくグッと来た。

最後の最後にやなもの見たと思ったが、
そのおかげで、いい気持ち二つもらえた。
ありがとう!福岡組!
ありがとう!つきのわスタッフ!
ありがとう!橋の下!!

昨日、会場で夜を明かしてしまったので、帰ろうとしたのだが、
鍛冶屋ステージでマンゴーおじさんのライブが始まってしまった。
口上をマシンガンのようにトークしながら
マンゴーカクテル売る名物おじさんだ。
おじさんの奥さんに逃げられたトホホな人生が、
悲しくも可笑しいブルーズになって、流れ出す。
笑ってないと泣いてまいそうな気分。
まあ、笑いつづけましたが。

沖縄屋台とその周辺に終わってほしくない
諦めの悪い人たちが集まり、
そこらじゅうでゲリラライブが始まる。
ワシもかなり諦め悪かったですが、
なんとか、ホテルには帰りました。
しかし、舌出してる人は、どんな経緯で
写真を撮らせてもらったか、
全く覚えておりません。
後ほど、鳥取の義くんから「大宇宙酒場の元店員」と教えてもらいました。
そうだった!
鳥取の話で盛り上がったんだった!

結局、この日も昨晩ほどではないが、結構遅くまで飲んでしまった。
これで、橋の下もおしまい。
ほんまに楽しませてもらいました。
ありがとうございます。

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