カニコーセン 、佐藤幸雄@音凪。

ゴールデンウィーク初日夜の部は、
音凪さんで、
メッチャ楽しみにしてた対バン。
このために、昼の部のお船でパンダのとき、
酒をセーブしてたのであった。

先攻は、カニコーセンさん。
今日は、久しぶりに、夫婦揃っての登場。
奥さんの、まろやかなだけど、しっかりしたベースが好きなんで、
この組み合わせで聴けるのが嬉しい。
カニさん、今日はカニさん自身も
楽しみにしてた対バン相手だからか、
最初からテンション高し。
笑える歌から入って、どんどん哀しさの溢れる歌に深化して行く。
ときどき入る奥さんのコーラスがメッチャつぼ。
インクライン、浜辺の暮らし、
ほんま好きな曲やなあ。
学校お化けも聴けたし。
好きな曲、いろいろ聴けて幸せ。

ラスト、少し時間が余ったらしく
(ここにカニさんの前のめりな感じが出てるのか?)、
「ザッカーバーグが輪を描いた」をやってくれた。
「ととんと、ととんとケツの穴」て、歌詞を
奥さんが無表情でコーラスするのが、
死ぬほどおもろくて、
臓物が口から出そうになった。

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そして、次は佐藤幸雄さん。
聴くのは初めてだけど、
80年代くらいの伝説のバンド、
すきすきスウィッチのフロントマンだ。

ワシの中ではなんとなく理知的パンク。
ニューヨークで言えば、
もちろんラモーンズではなく、
トーキングヘッズの立ち位置のような人。
やっと聴けた!観れた!
期待通り、歌詞のひとつひとつが
ねじくれてて面白い。
「こんなに年を取ったのは初めて」
「役に立ってる感じ、それが好きだな」
「僕は一度でも、こんなにたくさんの人が必要だと思ったことがない」
「化石になりたい お役に立ちたい」
「化石になりたいお役に立ちたい」なんて、
人類が滅んで、何か新たな知的生命体が生まれて、
それが歴史発掘調査した時のことなんだろうけど、
それのために火葬されずに毛もそのまま、
化石になりたいって歌。
妄想力と想像力が走りすぎてて、
ユーモアなんだかウィットなんだか(笑)
めっちゃ好き!

アンコールの「まだ名前はない」って曲も
めちゃくちゃ好みの歌だった。
基本的にギターの音が80年代ニューウェーブの
ワシの大好きなノイジーな感じで、たまらんのだが、
それがこの曲で炸裂してました。

終わってからすきすきスウィッチの復刻CDを買わせて頂くと、
それが!なんと!
ワシが一番好きな装丁家、祖父江慎さんのデザインだと言う!
まだ世に出てない祖父江さんと知り合って、
祖父江さんが好きに作ったデザインだと!
もう感涙。
祖父江さん、世に出る前から、
こんなすごい素敵なデザインを!

これが手に入っただけでも、
飛び上がりそうな気持ちだ。

今年の連休は、すごい一日から始まった。

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