兵庫県ミュージアムめぐり①山下清展@神戸ファッション美術館。

先日、一日で兵庫県のミュージアム4ヶ所廻ってきた。
結構疲れたんで、なかなかレポート書けなかったけど、
ようやくちょっと咀嚼できたきた気がするんで、まとめて書いてみます。

まずは、六甲アイランドに。

平日の六甲アイランドは、なんかガランとしてて、寂しげだ。
できた頃は「憧れの未来都市」みたいな感じやったのに、
ちょい寂れた感じもあって「忘れ去られた町」という気がした。
(住民の皆さん、すみません)
ふと、コザの中央パークアベニューを思い出したが、
やっぱり違うなあ。
あそこには、住んでる人の生活と愛着がオリのように溜まっている。
町ができてからの時間の蓄積って、町に表れるもんなんやなあ、
とか思いつつ、神戸ファッション美術館の「山下清展」に。

と、その前に現館長のコシノヒロコさんのコーナーを覗く。
こないだ、カーネーション観終わったばかりなんで、お礼ゆーときました。

で、山下清展。
こんなに有名やけど、ワシ、花火の切り絵とか、
テレビとか印刷物で観ただけで、
実物観たことなかった。
ちょくちょく「似てる」とか言われることもあるんで、
「一度は観とくか」と思ったわけである。

山下清さんの生い立ちから、晩年まで、時間を追っての展示で、
非常に丁寧で、わかりやすい展覧会でした。
年とともに、技術が向上していくのが、面白かった。
全然知らんかったんやけど、山下さんて、切り絵だけでなく、
水彩画や油絵、陶器への絵付けもしてたんやねえ。
どれも、山下さんんらしくて、ええんやけど、
やはり切り絵が一番話題になるんは、ようわかった。

山下さん、旅に出る時、リュックは背負ってたけど、
ランニングやなくて浴衣やったらしいし、
旅先では絵は描かずに、記憶して、旅が終わってから描いてたらしい。
ドラマの影響って、強いなあ。

ワシの好きな陶芸家、濱田庄司さんとも交流があって、
濱田さん作の湯呑み、生涯使ってたって話も、ちょいくすぐってくれた。

けど、こういう個人作品の展覧会来て、いつも思うんやけど、
何年作と一緒に、何歳作かも書いといて欲しい。
いつもそうなんで、最初に何年生まれか覚える癖ついてしもたけど、
「お!」と思う作品のとき、いちいち引き算するの、めんどいもんなあ。

長岡の花火大会の切り絵は、やっぱりすごかったけど、
知らんかった絵で、一番気に入ったのは、ロンドンブリッジの切り絵でした。

山下清展、8月28日までです。


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