もれなく応援したくなってしまう映画「パレスチナのピアニスト」。

先日観た映画「ガザ」、そして「クレッシェンド 音楽の架け橋」の流れで、
ドキュメンタリー映画「パレスチナのピアニスト」を観た。

モハメド・“ミシャ”・アーシェイクは、
パレスチナ人の父、ロシア人の母を持ち、
エルサレムにほど近い、パレスチナ自治区「ラマッラ」に住む
ピアニストを目指す少年。
ラマッラには、ピアノの先生がいないので、
検問所を超えて、イスラエル人の先生のところへ3時間かけて習いに行く。
当然、検問所が封鎖されたら、レッスンには行けず、
オンラインでのレッスンになったり、
いろいろ苦労しながらも、短期間で才能を開花させ、
ヨーロッパに留学することになる。
と、そこに世界的なパンデミック、、。

まるで、少年漫画のような障害物の連続だが、
ミシャは、少年漫画の主人公のように、
熱くなるわけでもなく、叫ぶわけでもなく、
淡々と障害を乗り越えていくように見えた。

「もう少し、続きが観たい!」と思うようなところで映画は終わってしまった。
ほんま、続きが気になる。
ミシャの今後、ときどきググってチェックしよう。

彼とイスラエル人のピアノの先生、すげえ仲がいい。
先生は才能を認めて溺愛してるが、
「いいピアニストになるためには複数の先生に師事した方がいい」と、
新たな先生を探す。
彼は「先生のようないい人に巡り合えるかどうかわからない」と不安がる。
愛し愛されてる関係やなあ。
こんな風に個人レベルでは、パレスチナ人とイスラエル人が、
認め合って、繋がりあってるんやってことが知れたんも、
ちょっと嬉しくて、
食い足りないなりに「観て良かったな」と思えるのであった。

ミシャが来日するほど、いいピアニストになりますように。
そのときは、是非コンサートにお邪魔しよう。

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