イヌイジュン個展 MELTY TRIPPY REVOLUTION@RAURAUJI。

「展覧会岡本太郎」のあとは、中之島美術館から歩いて10分かからんくらいのとこにある
RAURAUJIというギャラリーに。
ここは、ええ展覧会やってるし、展示のしかたが好きだし、空間も気持ちいい。
おまけに、何かとここをお手伝いしてる磯村さんが案内をくださるので、
けっこうお邪魔させてもうてる。

しかも今回は、あのザ・スターリンのドラマー、イヌイジュンさんの個展となれば、
行かないわけには、行かないだろう。

まずは一階のスペースから拝見。

なんとなくパンクの気配は残ってるけど、
それが年輪を経て、ええ具合に風化して来てる感じがした。
けど、根っこには、なんか熱い塊が潜んでいる。
ワシが「あのスターリンの、、」と思うからかもしれんが、
なんかそんな気のする作品やった。
ワシは、白黒の作品が一番気に入った。
なんかわからんけど、ベースは漢字で、
それが原型を無くすまで、変化してる感じが、
「観たことあるようで、観たことないなあ」思わせた。
こんな少ない色数やのに、どこかに激しさを匂わすとこも好きやなあ。
ワシにとっては、一番「時間の経過」を感じさせる作品やったんかもしれん。

では、二階へ。

これこれ、この展示。
ちょっと高級やけど、日頃、自宅でも使ってそうな器や家具の延長線上にあるものと一緒に展示してある。
「この作品がうちにあったら、、」という想像を膨らませてくれる。
これがミュージアムにはないギャラリーの特徴やと思うけど、
こんなふうにええ感じにしつらえてるギャラリーもそう知らない。

イヌイさんの作品も、二階で観ると、けっこう周囲と馴染むもんやなあ、と思った。
一階で観た時より、穏やかな顔をしてる気もした。

この日は、磯村さんもいらっしゃったので、近況報告や、世間話も少し。
日頃、広告業界の世間話をする機会も少なくなってるので、
こういう時間も嬉しい。

そして！この日は、イヌイさんも在廊してはった！
ちょっと緊張してうまく喋れなかったのだが、
イヌイさんの口から、ポロッと、河端一さんの話が出たので、
共通の話の糸口が見えて、少し近寄れた気がする。
河端さん！ありがとう！！
あと、ミチロウさんの話もちょっとできました。

イヌイさん、スターリンの印象から上書きできてなかったので、
ちょっと怖い印象だったが、時間かけて、ええ感じに角を取ってこられてようで、
ニコニコとすごく楽しそうに話して頂けた。
けど、「写真を」となると、
やはり往年の表情が覗くのであった（笑）