C-ragアニキを崇めたて祭、ジャンプ編　良元優作・C-rag Unity＠釜晴れ。

昨日は、夏がぶり返したような西成、釜晴れで、
優作は「風につらつら」から。
ピッタリやな！

この歌は西成で聴くと西成の歌に聴こえる。
前に福岡で聴いたときは、福岡の歌に聴こえた。
その場に馴染む不思議な歌やと思う。

お！今日はMCも冴えてるぞ！
けっこうええ話で会場和む。
「ちょっと長なりますけど」ゆーて話し出した割には短い話やったけど（笑）

「道間違える」途中からテンションが高くなってるとこが、カッコ良し。
からの「天ぷら」。
なんか昼間らしい曲が続いて、ほんま和やかライブ。

優作が話してくれた、愛樹さんが西成に初めて来た時のひとこと
「毎日、橋の下じゃん」で大爆笑。

おお！「石」や！
「エブリバディ！」と歌うの誘っといて、
自分はイレギュラーな歌い方、
合わんやないか！（笑）
一部ラストは「たんぽぽと太陽」。
ああ昼間や！！

休憩時間、ワシ、たまたまこの日、優作といろちがいTシャツやったんで、
写真撮ってもらいましたよ。

そして、C-ragアニキ。
アコースティックゆるゆるレゲエ、ああ夏の休日の昼間。
なんかコザの公園におる気分になって来た。
レゲエって、一番初めはこんな感じのゆるくて、
太陽感じる音楽やったんちゃうやろか？根拠なく確信する。

ハッピー、悲しみを乗り越えたハッピーを感じる。
ちょっと島違うけど、同じカリブ海、マルチニークのKALIを思い出す。

ボーカルにゆるさが染み出してる。
これ、やろうと思ってできることやない気がするなあ。
天賦の才なんやろなあ。

そのゆるさはブルースをやっても変わらん。
と言うか、余計、ゆるゆるに。
ああぬるま湯に浸かってる気持ち良さ。

今日は、満席。休憩時間は、ワイワイガヤガヤ。
その、ざわめきの向こうから、きれいなギターが聴こえて来た。
優作の二部は「キムおじさん」からや。
ううう！生野の歌やけど、西成にも沁みる。
歌ってる途中、店の前をキムおじさんが通り過ぎた気がする。

エルモア・ジェームスの「トークトゥミーベイビー」を
ベースにした「匿名でベイビー」（笑）。

ヘイトする奴らに向けたメッセージソングか。
カウンターレディたち、ネギを振りながらの「ネギネギブギウギ」。

めっちゃ盛り上がったあと、
「ペプシドライブ」を、みんなで歌ってると、
なんか泣けて来てしゃあなかった。
青春時代やないけど、ガチャピンと行った京都とか中津のいこいを思い出してた。

ラストは早苗ちゃんのリクエストで「ゆうれい」。
なのにワンフレーズで止める。
「やめんといてー！」の早苗ちゃんの叫びが虚しく響く。
この早苗ちゃんの「やめんといてー！」
今思い出しても笑ってまう。
早苗ちゃん、これで我慢しといて！！

出直しで「銭湯の歌」がラストに。
なのに、「この曲では終わられへんなー」
2度目の出直しラストは「ダーティーオールドタウン」。
あかん！なんか北九州若松の風景とワシの中で繋がってるこの曲は、
やっぱりガチャピンにも繋がってしまい、切ない。
おまけに鈴木常吉さんの記憶まで連れてきて、
ガチャピンと行った常吉さんライブが蘇る。

そして兄貴の二回目は、ちょっと夜の匂い。
とたんに兄貴、色っぽい。
一部とちょいちゃうカッコ良さやな。
そこから、次第に再び和やか方向に。
最近では珍しいくらいの素朴な音やな。
心のどこか忘れてた部分を擦られてる気分。
MCも自然体で、ネタというより、人柄で笑いが起こる。