語るとネタバレになっちゃいそうなんで、あまり語りません。映画「彼女のいない部屋」。
うむむむむ。
難しい映画を観てしまった。
何を言ってもネタバレになりそうな映画「彼女のいない部屋」。
妄想と現実が、ごちゃ混ぜになり、
今まで妄想だと思ってたものが現実に思えて来たり、その逆になったり。
妄想が現実と結びつくのか!とドキドキしたら、やぱり離れていったり。
時間軸も、過去と未来と現在が、あっち行ったりこっち行ったり。
途中で「もうやめて!」と言いたいくらい頭をかき混ぜられるて、
ウニどころか、知恵の輪みたいな状態になるのだが、
最後には、全部がス〜〜ッと整理できて、
妄想含めての家族の愛に包まれた気分になるんでした。

かなり頭使う映画でしたが、なんか忘れられない、おもろい映画やったと思います。
エンディングのJJケイルの「Cherry」がすっげえピッタリはまってて、
「ああええ曲やなあ」思いました。
その他の音楽の使い方もすごいセンスよくて、むっちゃハマってました。
これ以上語ると絶対ネタバレになってしまうし、
監督のマチュー・アマルリックさんも
「彼女に実際には何が起きたのか、この映画見る前の方々には明らかにはなさらないでください」
と語ってるので、
これくらいで、ご勘弁ください。
でも、観て損ない、ええ映画やと思いますよ。
ワシも落ち着いて、もっぺん観たいです。