政治的立場でもなく、感情論でもなく。映画「原発を止めた裁判長 そして原発をとめる農家たち」。

ずっと観たかった映画「原発を止めた裁判長 そして原発をとめる農家たち」を観てきた。

意外にも、この裁判長は、政治的には、原発反対派でも、原発推進派でもなかった。
「原発が、本当に安全なら、この判決はしなかった」と言ってのける。
「ただ、原発が安全ではないから、この判決をした」と。
映画全体も、この裁判長と同じ客観的な理屈で進んでいくので、
すごく分かりやすい映画になっている。

「分かりやすい」というのは、政治的な立場や思想、感情論など、
数値化できないもの、人によって意見の分かれるものが、
入る余地がない、ということでもある。
何度も「なるほどなあ」と思いながら、映画を観ていた。

そして、この樋口英明元裁判長をはじめ、出演者が皆さん、人間として面白い。
樋口さんは、根底には権力に屈しない意志が感じられる。
だけど、喋り方は柔らかく、客観的なことを言ってても、
なんか笑いを誘うユーモアを、生まれつき持ってる人にも思える。

河合弘之弁護士は、もともとは経済弁護士で、ドラマで出てくるなら
悪徳弁護士っぽい面構えの方だ。
その方が、客観的事実を元に、原発をとめる側として動く。
その不敵な顔が、頼もしく見えてしまう。

太陽光発電を進める農家さんたちもキャラ揃い。
東日本大震災で、大きな被害を受けた人たちだけど、
そのことを梃子に、太陽光と農業の共存を推し進める。
皆さん、自信を持った明るくて、ええ顔してはった。

音楽も良かった。
全体の音楽を手掛ける吉野裕司さんはワシが昔からCMの音楽をお願いしてる方で、
間違いないのは、身をもって知ってるし、
その吉野さんが手がけたテーマソングを歌うのは、上々颱風の白崎映美さんだ。
白崎さんも、いろんなバンドで拝見してて、大好きなミュージシャンだ。
白崎さん!来週もライブ、お邪魔しますね!!

原発に関しては、裁判で苦戦が強いられてるけど、
久しぶりに日本に生きてることが嬉しくなってくるような映画だった。

この映画、是非原発推進派の人に観てもらいたい。
観た上で、どんな感想を持たれたのか、是非お伺いしたい。

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