トレインスポッティングのチームが創る極上音楽エンターテイメント映画「クリエイション・ストーリーズ」。

さすが、トレインスポッティングのダニー・ボイルとアーヴィン・ウェルシュのチーム、
映画「クリエイション・ストーリーズ」は、音楽ものの伝記映画って枠を超えて、
ブリットポップをモチーフにした優秀な音楽エンターテイメント映画として、
楽しめる作品に仕上がってた。

「クリエイション・ストーリーズ」は、ジーザス&メリーチェインを皮切りに、
プライマル・スクリームやマイ・ブラッディ・ヴァレンタインを世に送り出し、
オアシスで、世界を席巻した、世界No.1インディ・レーベル、
クリエイション・レコーズの創始者、アラン・マッギーの半生を描いた映画。

構成が巧みで、編集のテンポがリズミカルで気持ちいい。
ある時点から昔を振り返ったり、その時点に戻ったり、
映画内の時間が、その時点を超えていったり、
時制がコロコロ変わるのだが、その変化のリズムが生理的に気持ちええので、
付いていくのが、難しいことなんて、全然なくて、
退屈なんて、してる暇なく、あっという間に観終わってしまった。

インディーズで、やりたいことに忠実とは言え、
やや商業寄りな感じもするんで、
ファクトリー・レコードをモチーフにした映画、
「24アワー・パーティー・ピープル」よりは、
とっつきやすいかもしれない。
ワシは、この辺りの音楽が好物なので、
聴き覚えある曲がほとんどで、懐かしくもあり、
初めて聴く曲も、やっぱり好きな傾向の曲なので、
音楽がかかるのを楽しみに映画を観てた。
あんまり知らないバンドだったけど、
テレヴィジョン・パーソナリティーズが最高に良かった。

やはりこの時代の音楽業界、お薬の話は、付いて周り、
現実と妄想が行ったり来たりするのだが、
その辺の描き方が、ちょっとコミカルでもあり、
トレインスポッティングを思い出させせるところもあり、
ニヤリとしたり、嬉しかったり。
ああ!やっぱりこのチーム、ワシ好み!
ワシの「好き」の、真芯、ついてますわ。

ちょっとホロリとさせる終わり方もワシのツボ、突いてる。
クリエイション・レコーズに、それほど興味ない人でも、
パンク以降のブリテッシュロックをモチーフにしたエンターテイメントとして、
十分楽しめる映画やと思います。

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