ジョンソンtsuバンド＆ウシュ・スメ・ドマ＠ムジカジャポニカ。
昨日は、ムジカジャポニカで、凄くて、なおかつ、
おもろくもある２バンド、観ましたよ。
ジョンソンtsuバンドは、ジョンソンがアシッドマザーズの海外ツアーに出てたので、
むっちゃ久しぶり。
ワシ個人としては１年以上ぶりやな。
いきなりおもちゃ箱ひっくり返したような、
今まで聴いたことのないようなジョンソンtsuバンドサウンド。
いつも、ええ意味で裏切ってくれるわー。
出た！ジョンソンの口笛ホーミー。
口笛なのに二つの音が聴こえるやつ。
ほんま、どーやってるんやろ。
口の中、どーなってるんやろ。
三曲目も初めて聴く曲かな？
ノリ良くてロックンロールっぽいんやけど、
やっぱりどっかねじ曲がってて、
変拍子混じってて、プログレっぽい。
ロックンロールなのにプログレ、最高やん！
ジョンソンとアッコちゃんがやってる手拍子、
真似しよう思ったけど、絶対無理！
知ってても無理！練習しても無理！変過ぎ！
無表情ですごいフレーズ弾いてるアコーディオンのかんちゃん、
暴れるくらい奔放に飛び回るアッコちゃんのバイオリン、
性格無比やのに、ガチャガチャした音を出すワタンベのカッコよさ、
もちろんジョンソンは、ギターもボーカルも、素晴らしいのに、おもろ過ぎる。
ほんま唯一無二の、すげえバンドっす。
久しぶりやと、聴いたことない曲や、知らん音が溢れてる。
この状況でも、進化してるんやなあ。
そうか、四日目バンドの曲も混じってるんや。
ええバンドやったなー。
おお！あの女声二人のユニゾンがオペラみたいな曲！
（いつまで経っても曲目覚えられず）、最高っす！
この曲の展開もおもろいんよなー。
四人が四人ともそれぞれにかっこようて、
それが合わさるとかっこよさが何倍にもなる。
ほんま最強！
長くて壮大な曲、まさにプログレ！
なのに退屈することはなし！
ラストの曲は「マリア」。これだけは、曲名、覚えてるんよね（笑）
ボーカルのハミングとバイオリンのユニゾンがすげえ。
ジョンソン、スピード変えてるのに、ピタッと合わせるアッコちゃん。
ああ、やっぱり、このバンド、すごいわあ、好きやわあー！
久しぶりのジョンソンtsuバンド、
心の底から堪能いたしました〜！
ジョンソンtsuバンド、動画ほとんどないので、
長いけど、この動画を。
吉田省念くん、ANATAKIKOUの松浦正樹さんとの共演もあります。
ジョンソンtsuバンドの音源はこちらから入手可能。
そして、チェコからのウシュ・スメ・ドマ（ウシュ・スマイ・ドマと表記したものもあり）。
まず思ったこと、でかい！！（前回も思ったんやけど）。
小柄が多いジョンソンtsuバンドと比べちゃうのもあるけど、
手前の二人だけで、ジョンソンtsuバンド四人の体積、超えてるんちゃうか？
大男たちが揃いのパジャマみたいな衣装。かわいい（笑）
この二つのバンド、実は三年前も対バンしちょります。
音楽は、スピード感あるバシャバシャしたリズムで、
なんとなく民族色感じる音、トランペットが、ええ味出してます。
真っ直ぐに突き刺さるような音やのに、
どっかユーモラスで、むっちゃかっこええ！
ユニゾンのボーカルもイカしてます。
それぞれすごい複雑なことやってる超絶テクニックやのに、
それを見せびらかすんやなく、完全に消化して、音楽でひとつの世界作ってる。
そして全員が何やるのもフルパワー！
もうこりゃ、ドタバタ民族プログレ！アバンギャルド・パンク！
ワクワクする気持ちが半端ない。
はち切れそう。
激しい曲では、往年のPigbagのこと思い出して嬉しくなる。
なんだか理由もなく笑いが止まらん。
いやあ、ただただ、ご機嫌さんですわ。
超絶テクニックで、それを使いこなして、
変拍子のすごい曲やってて、
どこかコミカルで、踊り出したくなる。
そらジョンソンtsuバンドと対バンするはずやなあ。
これだけ共通点のある変なバンドって、
探しても、他にないんちゃうかな。
ドラムの方以外はけっこうご年配に思えるけど、
表現を制限されてる社会主義時代とかも過ごして来はったんやろか。
せやから、余計に今フルパワーなんやろか。
フルパワーで好きな音楽できる喜びを発散しまくってるんやろか。
とか、背景をいろいろ考えてしまった。
もっと言うと、背景には、クラシックと、民族音楽もあるんやろな。
そういうルーツが背骨にあることが、
この強さに繋がってる気がした。
あれ？トランペット、２つの音が聴こえるなあ、なんでやろ。
トランペットホーミー？
そんなんも含め、四人で出してるとは思えん、
分厚くて、なのに難しくはなく、素直に楽しめる音やなあ。
観客、凄い熱量で本気のアンコール。
「皆さんお静かに」の日本語アナウンス（どこで録音してきたんや！）に続いて、
幼児語みたいなスキャットからの、爆音超絶スピード。
いやあ、いろいろやってくれるわあ
ほんで、全部おもろいわ。
ダブルアンコールは、ドラム＆ペットで幼児語スキャットから。
ペット、むちゃくちゃでかいと思ってたけど、
ドラムが横に立つと、さらにでかくて、ペットが小さく見える！
なんか楽しなってきたぞー！
それぞれ定位置に戻って、めちゃくちゃかっこええ音楽を。
と思ってたら、いきなりみんなで「にゃにゃにゃにゃ」歌い出した。
ほんまにこいつら、おもろい。
なのに知的な印象はずっと変わらずにある。
こんなバンド、ほんま他に知らんなあ。
終わってから、ワタンベと話す。
あの超絶変拍子ドラマー、ワタンベですら、
何やってるか、どんなリズムか分からんらしい。
けど、メロディが強いから、全然気にならず、踊れる、と。
ワタンベが言うからこそ、説得力ある言葉やなあ。
ウシュ・スメ・ドマのツアーは、まだまだ続きます。
是非、たくさんの人に、楽しんで欲しい、
ほんまにおもろいバンドなんで、是非！
せっかくなんで終わってから、両ドラマー並んで撮らせてもらいました。
ほんまに大人と子どもや！
ウシュ・スメ・ドマ、グッズもおもろい。
ワシ、なんかテンション上がってもうて、
決められなくなって、
CDだけやなく、Tシャツ、足つきトートバック買ってしもた。
足つきトートバッグ、どこで使うか、
なんも思いつきません。
めっちゃテンション上がってたんで、
そのまま、飲んで、お話聞いてたかったんやけど、
次の日、おかんの病院付き添いという使命を帯びてたワシは、
わりと早く帰ることにした。
エライ！
帰り道、タバコかなんか買いに出るウシュ・スメ・ドマのペットの人と会って、
ゲラゲラ笑いながら背中叩かれる。
ワシの赤い頭が受けたのか、
肩から足つきトートバッグかけてたんがおもろかったのか、
よう分からなかった（笑）
ゆーてる英語、よう分からんかったけど、
ワシの着てた「Do The Right Thing」のジャンパーが受けたんかもしれん。
なんか人柄もおもろそうやったから、もっと飲んで話したかったなあ。
何喋ってるんか、多分、わからんけど（笑）
