おかんと京都へ。

本日は、おかんの付き添いで、京都北白川のバプテスト眼科クリニックへ。
枚方に住むおかんとは、京阪枚方市駅の一両目で待ち合わせってことやったんで、
一番好きな席で、枚方に参ります。

無事、おかんと合流し、出町柳からタクシーで病院へ。
この病院、ワシが20歳の頃、1年間過ごした北白川下池田町のすぐ近所なので、
なんだか懐かしくて、
おかんの検査待ちの間(検査は付き添い断られた)、
少し、周りを散歩。

今日の京都はええ天気!
かなり寒いけど、昼間ならスキッと気持ちいい感じ。

「せやけど、なんで仏教徒なのに、こんな遠くの病院」と思ったんやけど、
いろいろ聞くと、目が悪くなり始めた10年以上前は、
おかんの足腰もしっかりしてたし、
この病院の眼科の評判がよくて、
おかんも京都好きやったかららしい。
そりゃ、仕方ないなあ。

けど、ここ数年、この状況で、出かける機会が減ったのもあるのか、
おかんの足腰、急に衰えて、今は、カートがないと外は歩けない。
まあ91歳やから、年相応ではあるんやけど。

来るまでに意外と苦労したのが駅の中。
体力というか腕や体の筋肉も衰えてるので、
カートの車輪が点字ブロックに絡みとられて、
なかなか進めないのだ。
今日は途中で気づいたワシがアシストしたけど、
この状況、一人だと、ほんま辛いやろうなあ。
かと言って「点字ブロックをどうかせい」というのも違うと思うし、
今は、デジタル点字ブロックというのも、開発されつつあるらしいけど、
それもどういうものか、よう分からんし、普及に時間かかりそう。
かと言って、車椅子にすると、
それは本人の気持ちの面や、長距離移動の時のタクシーとか、
また別の問題も出てきそうやしな。
う〜〜ん、難しい問題やなあ。

診察は一緒に受けられた。
なるほど、わかりやすく、こちらの立場になって、
いろいろ考えてくれる先生で、
こら、わざわざ来る気持ちわかるなあ、と思った。
おかん、目は弱ってるものの、
「あと10年は大丈夫」言われて嬉しそうでした。
良かった。

けど、帰る道で、話すると、やはり今回、前回以上に、
しんどかったようで「近くにこんなええ病院があればなあ」と漏らす。
ワシも及ばずながら、探すことにしよう。

出町柳の駅に着くと、特急出発まで5分。
全然余裕のはずだが、おかんのスピードだと、
そうもいかん。
ギリギリ、乗り込むとすぐに特急が出発。
平日の午後3時なのに、ほぼ満席。
近くに座ってた高校生くらいの男の子が、
「すぐ降りますので」と代わってくれた。
ありがたい!

おかんに「ここまで来たら、あとは枚方で降りてタクシー乗るだけだから大丈夫。
せっかく京都まで来たんやから、どっか寄ってきたら?」と言われる。
おかんの様子見て、枚方の家まで送りたい、とも思ったのだが、
おかんの性格から思うに、
そこまで気を遣われると、
嬉しい、通り越して申し訳なく思う気がしたので、
お言葉に甘えて、七条京阪で降りて、
京都国立博物館に行くことにした。

博物館見学終わって、すぐにおかんに電話。
無事家に着いていた。
ホッとする気持ちと、
「やっぱり一緒に帰った方が良かったかな」という気持ちと。
これは、これからずっと感じていくことになる気持ちなんやろな。

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