樹木希林さん追悼番組。

寝ようかと思ったけど、
樹木希林さんの追悼番組、録画してるのを思い出し、
5回くらい船を漕ぎながら観る。
大好きなドキュメンタリー映画「人生フルーツ」の出演者、
津端英子さんとの対談だ。
対談というより、なんか気の合うおばあさん同士のお喋りを
覗かせてもらったような感じ。

人生フルーツは名古屋郊外で、
庭に数々の果実や野菜を作りながら
生活する建築家の旦那さんと、その奥さんのドキュメンタリー映画。
旦那さんは映画の途中で亡くなってしまうのだが、
その映画のナレーションをしてたのが、
希林さんだったので、この対談になったようだ。

対談は、名古屋市内の居酒屋さんと津端さんのご自宅で。
ほんとに極自然な二人で、映画の続編を観てるような気分になった。
希林さんも、津端ご夫妻も、出来るだけ自分に自然であることで、
たわわな果実を実らせた人生なのだろう。
そして、その果実は、時が来れば、自然と枝から落ち、
新しい芽に繋がったり、滋味として、他の樹木の養分になったりするのだろう。
それぞれ果実の種類は違うのだろうが。

なんとなくワシも、まだどんな果実かは分からんが、
そんな生き方、そして死に方ができればなあ、
と思いながら番組を見終わった。
見習うべき先達に会えるのは、人生の宝だなあ。

「人生フルーツ」、ワシは半年以上前に十三の第七藝術劇場で観たが、
ロングランで、まだ七藝でやってるらしい。
興味を持たれた方は、是非!!

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