銭湯からの良元優作@bar MiCA。

こないだ月曜は、中書島のbar MICAに良元優作くんを観に行って来た。
久々のbar MICAなので、すぐ近所の映画のセットのようなビジュアルの
新地湯に行ってから、と川島くんを誘ったのだが、
家を出てからGoogleマップで検索すると、
まさかの定休日。

移動しながら、調べたり、先行してる川島くんと連絡取り合ったり、
ちょっと離れた寿湯で落ち合うことに。

新地湯、残念やったけど、行く途中、
「ほんまにここでええの?私道ちゃうの?」っていうような砂利道通ったり、
濠川に十石船が浮かべてあったり、なかなか楽しかったのは、
怪我の功名やな。

観光客の来ないような京町家の並ぶ向こうに、寿湯。
無事、川島くんと素っ裸で合流。

ちょっと狭かったけど、サウナ二種類あったり、
なかなか充実してましたよ。
京都の銭湯では、なぜか必ず見る
モンモン背負った、おじいちゃんもいて、
「ああ京都の銭湯!」な気分盛り上がりました。

湯上がり、MICAに荷物置かせてもらって、優作くんに挨拶して、
川島くんと近所の定食屋さんに。
たぶん、ここ「なみちゃん
ここは、確か昔、鈴木常吉さんと来た店やなあ。
ちょっとおしゃれな立ち飲みも近所にあるんやけど、
ワシらは、断然こっち。
こういうとこ、川島くんとは気が合うので、楽!

瓶ビールに、タコさんウインナー、ああ!これも常吉さんと食ったなあ!
揚げ出し豆腐などの定番のメニューが嬉しい。
お値段も、二人で3000円くらい。
ああ、理想!

居心地良くて、ライブ寸前まで、ゆっくりしてもうた。
川島くんとは、モノの見方も共通するところが多いので、
久しぶり二人で話せて、ええ時間過ごさせてもらいました。

で、ライブ。
やっぱりMICAのライブは、好きやなあ!
昭和に戻ったような、薄暗い店内で、チラシだらけの壁や、
けっこう響きのええ音環境とか、
好きになるポイントしかない。

夏の歌「風につらつら」から「たんぽぽと太陽」、
「似た歌ですんません」
自分で言うんや(笑)

数年ぶりに集まった親戚の宴会のようなムードが楽しい。
おお!銭湯の歌「お風呂」やってくれた!
銭湯帰りなので、嬉しい!

この日、何回か聴いたフレーズは
「幸せやから歌うんやない。歌うから幸せになるんや」
そういう宗教の教祖か!思うようなドヤ顔でゆーたはった。

ガットギターでの「昨日見た夕日」、
なんや新鮮でよかったなあ。
あのガットギターって、カオリーニョ藤原さんから買ったやつだっけ?

歌いながら、観客と雑談したり、
なんやほんまに親戚の宴会みたいやなあ。

「愛さずにいられない」では、
優作くんが呼びかけたわけでもないのに、
観客から自然発生的にコーラスが沸き起こった。
うわあ、めっちゃええ。

MICAで「石」が聴けた。
なんども鈴木常吉さんの「石」を聴いたこの場所で。
ほんま、涙が出てまう。
優作、ありがとう!
きっと常吉さんも聴いてるなあ!

こんだけ濃密な時間過ごせるってのは、
やっぱりワンマンやからやろうな。
ほんま幸せな夜やった。

優作くんが素晴らしいのは、
ちゃんと、その会場や観客に合わせた演奏をするってことかもしれない。
それは、その時その時の自分の気持ちと、
きちんと向き合ってるってことなのだろう。

アンコールで久しぶりの「満月の手紙」、
この日は、雨だったし、全然満月ではなかったんやけど、
さっきの濠川で観た、十石船の風景が夜景になって、
そこに満月が出てる光景が頭に浮かんだ。
それは、観たことないのに、
胸が苦しくなるような切なくて、懐かしい光景だった。
そして、この曲を歌い終わった時の、
優作くんの満ち足りた表情が印象的だった。
「この人、やっぱりすごい。」
何度も思ったことを、この日も、また思った。

観客が静まりきらず、無理矢理ダブルアンコールを要求。
「ペプシドライブ」
ナイス選曲!!
もちろん、みんなで歌う。
「カルピスソーダ」、みんなに歌って欲しかったんやろうが、
そんな受け口で、欲しそうな顔するんは、やばいよ、優作くん(笑)
ワシの青春埋まりまくってる、この京都市でのこの曲、
やっぱり、たまらんですわ。

終わってからのトークも楽しくて、
川島くんとヨレヨレになりながら、最終寸前の京阪で帰る。

その日の夜書いた文章、
そのまま再録します。
まずは、SNSに載せた文章。

もんのすごく、良かった。

やっぱり好き。

客観的にええか悪いかなんて、
どうでもええ。
歌が上手いか、音程が合ってるかなんて、論外。

ここにワシの好きな音楽が、
今、あるかどうか。
ここでしか聴けない良元優作があるかどうか。

それだけのことなんやな

そして、書いたけど、恥ずかしくて、載せなかった文章も、
恥ずかしいけど、そのまま載せます。

ライブの音楽に、
聴き慣れた音源の再現性なんか求めない。ワシはね。
まして音程が正しいかどうかなんて、論外

唯一、基準になるとすれば、
そこにいたことを幸せと思えたかどうかだけ。
あ、ワシの場合ね。

そのためには自分の行動も
要素のひとつなんやな。
気の合うやつと銭湯行って、
ええ感じの酒の飲める、
つまみなメニューもある定食屋で、
軽くひっかけて、
会場に行くと、
この演者で、この店で、この客でしか、
きっとありえない極上の演奏。

どう考えても、最強やな。
もちろん、ワシの場合やが。

こんな奇跡みたいな日が、あるんやな。
だからライブはやめられない。

同じ人のライブを、
たとえ次の日だったとしても、
また観に行きたくなるのは
こういう瞬間に巡り合うためなのだろう。

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