ライブ復帰 第一弾は良元優作@ムジカジャポニカ。
ライブ復帰第一戦は、やはりここで、この人で。
ムジカジャポニカに行くと入口でせい子さんが背中向けて用事してた。
「ただいまー」と声かける。
放蕩息子のご帰還みたいだが、せい子さん「お!おにぎり、お帰り!」と軽くいなされる。
さすがや(笑)このさりげなさがなんだか嬉しい。
そして始まったライブは、良元優作さんだ。
いきなり「どうしても今日聴きたいから、やらなかったらリクエストしよう」
と思ってた「まあいいやで日が暮れて」から!!
繋がってるなー!(笑)
![](https://bridgebybridge.net/wp-content/uploads/42855842_1851098621636318_4634194464556974080_n.jpg)
「月と金星」に続いては「ブルースカイ」。
なんか、ワシの欲しいもの、聴きたい歌が、聴きたい順に、手に入る。
「打ち合わせしたっけ?」と思ってしまうほど。
え?優作さんがゆーたけど、ムジカで、ソロワンマンは初めて?
言われてみれば、そーかもしれん。
やっぱ来て良かった。 「風につらつら」からの「春の虹」。
ほんまになんか、ワシが復活して行くのを見守ってくれてるような曲順で、
もうその曲順だけで泣きそうになる。
しかも今日の演奏は、ひとつひとつの音がクリアで、
優作さんも丁寧にやってる感じで、このままライブ盤作れそう。
知ってる曲が、まだ届いたことのない場所にまで、突き刺さって来るようだ。
ちょっと恥ずかしいけど、生きてることを実感する。
良元優作とは人に、それを感じさせる、そういう歌手なんだな。
![](https://bridgebybridge.net/wp-content/uploads/42713273_1851098624969651_932148782454276096_n.jpg)
![](https://bridgebybridge.net/wp-content/uploads/42703644_1851098611636319_2435152628976451584_n.jpg)
せい子さんのリクエストで歌った「ジェラスガイ(ジェラスウーマン)」がものすごかった!!
吠えるような歌、弦が千切れそうな演奏、だけど、何もぶれてない。
ものすごい力で、迫って来る。
何かに圧倒されて、とうとう手拭いに手が伸びる。
涙が優作さんの声に、引きずり出されるようにして、出てきたのだ。
「コンビニ」もすげえ良くて、今日は、全部ええなー、思ってたら、次は「マミー」。
もう優作さんの歌なんか、ワシのおかんの歌なんか、一瞬区別がつかなくなったので、
とりあえず、曲に気持ち任せてみたら、また涙が出てが出てきた。
今日は、それでええか。
間髪入れずに「キムおじさん」やなんて。
けど、なぜかいつもは泣けて来るキムおじさんを聴きながら、
今日は、気がついたら笑顔になってた。
一番昔から聴いてる歌のひとつだからか、
この場に戻ってこれた実感に繋がって、喜びが顔に出てきたのかもしれない。
次の「きっかけ」も素晴らしかった。
なんかゾクゾクして、気がついたら足でリズム取ってた。
きっと自分に何かが始まる予感がしたんだと思う。
![](https://bridgebybridge.net/wp-content/uploads/42717658_1851098644969649_2945553404128133120_n.jpg)
第一部の終わりは、「永遠にこのままのわけがない」の一番で(笑)
そして、二部は、二番から始まるという珍しい趣向。
もちろん歌詞の一部を変えて「今日のムジカは忘れない」と歌う。
もちろんワシは今日のムジカを忘れんやろう。
せい子さんが好きやと言う「道間違える」から「何も考えない」、そして「遠い空」。
良元優作さんは、ブルースをベースにした優秀なロックボーカリストでもある、
ってことを、この曲順は感じさせるなあ。
そういう意味では、ヤードバーズやフェイセズ、 ストーンズなどが誕生した
あの頃のイギリスの流れの上に良元優作さんを置いてもええんかもしれんなあ、と少し思った。
![](https://bridgebybridge.net/wp-content/uploads/42748046_1851098718302975_5288939718908575744_n.jpg)
![](https://bridgebybridge.net/wp-content/uploads/42838083_1851098714969642_1263832704244252672_n.jpg)
実は今日、もう一曲、どうしても聴きたい曲があった。
「石」だ。
これも聴けた!嬉しい。オリジナルは鈴木常吉さん。
ワシの大切な二人に迎えてもらったような気がした。
と言っても、優作さんの「石」はもうほとんどオリジナル。
死生観感じるこの曲に、優作さんならではの孤独、
その先にある死生観が見えて、鳥肌が立ちそうになる。
て、ここで「帰り道」が来てしまった。
ああ、これは「また泣け」ってことすね。泣かせてもらいましょう。
「たあちゃん」は、優作さんの亡くなったお兄さんを歌った曲。
なんか今日このタイミングで聴けて嬉しいなあ。
「ペプシドライブ」はみんなで合唱。
この曲が終わったとき、優作さんがせい子さんの方を見ながら?
すごくええ笑顔で笑ったのが、印象的やった。
久しぶりに「水滴」が聴けた。この歌、可愛らしくて好き。
今日のラストは「たんぽぽと太陽」。
ドロドロになりながら前を向く、若々しさ溢れる新しいこの曲は、
今のワシへのエールにも聴こえた。
アンコールで珍しくリクエストを募ったので、ゆーてもた「マイ・ホーム」。
この歌は聴きたいと言うより、聴かなきゃいけない気のする曲なのだ。
ワシは、この歌に、自分の父と、昔父をモチーフに作ったCMとを重ねてしまう。
優作さんはリクエスト募っといて、リクエストされるとやらない、
と言うパターンが多いが、今日は、ちゃんとやってくれた。
そして、アンコール二曲目は、「アイキャントストップラビンユー」。
優作さんの英語カバーのちょっとゴツゴツとした耳触りがすごく好きだ。
ちゃんと意味をお腹まで落として歌ってる感じがする。
「もう一曲だけやっていいすか?」ゆーてやりだしたのは、
意外にも「緑のタイルのいかしたテーブル」。
ムジカでの初のソロワンマンライブをこの曲で終わろうとするのが、
よーわからんけど、むっちゃ優作さんらしい気がした。
この日、一部、二部とも、優作さんが音頭を取って、乾杯があった。
もちろんワシはノンアルで。
「橋本さん、癌からおかえり〜」「手術成功、おめでとー!」
ワシのこと、知らん人もいるやろうに、みんなで乾杯してもらった。
優作さんに、電話で報告したときのことも、暴露されてしまった(笑)
こういう風に、アッケラカーンと言うてもらうのは、
照れ臭いけど、嬉しいなあ。
終わってから、知り合いの観客さんや、
優作さん、せい子さんともいろいろ話できて、
「あーここに帰ってきたなー」「復帰第一弾、ここにしてよかったー!」と本気で思った。
けど、やはりまだ体が慣れてはないみたいで、わりと早めに家に帰ってきた。
急がず、ちょっとずつ、行きたいライブ、見極めて増やしていこうと思う。
動画は、優作さんと常吉さんの「疫病の神」。
意外と貴重な共演シーンです。画面の真ん中でフラフラしてる邪魔な後ろ頭、ワシです。
すんません!