カンザスシティバンド@西成永信防災会館。
こないだ、木曜日の夜は、西成永信防災会館にカンザスシティバンドを観に。
西成永信防災会館、なんかタイミング合わなくて初めて行ったけど、
めっちゃええとこやったなあ!
行くまでの町並みも、ええ出汁が効いてます。
黒ちゃんとも久しぶりに会えて嬉しかったです。
装飾がゴージャスで昔のラブホっぽいのは、
飛田新地のすぐネキ、というお土地柄なんでしょうか。
カンザスシティバンドも久しぶりやったんやけど、
ほんまさすが、としか言いようのない、
円熟味さえ感じる、圧倒的エンターテイメントで、楽しくて仕方なかったです。
ノリが良くて、汗かいてて、コミカルな曲が並ぶんやけど、
どこか知性も感じたりもする。
ただ賑やかなだけのバンドとは格が違います。
ソロ回しで感じる、各プレイヤーの技術とセンスの良さ。
みんなブルースのこと、ジャズのこと、とか含めて音楽のこと、
よう知ってはる上で、こんなに楽しく遊んではるんやなあ。
極上の大人にしかできん演奏やと思いますわ。
「ラストトレインブルース」、
カンザスバージョンは大阪初演奏らしいです。
その場にいられて、ほんま嬉しい。
ありがとう!!
一部終了。
ああ楽しい!
二部は「レッドライトストリート」から。
ニューオリンズの娼館を頭に描いて作ったらしいが、
下田節混じって、和な匂いがプンプン。
結果的に、飛田新地協同組合の向かい、
というこのロケーションにバッチシの演奏になりましたわ。
ワシらは、ステージ観てるけど、
メンバーは飛田新地協同組合、真正面に観ながら演奏してるんやなあ。
なんか音楽と町と建物とバンドキャラと観客がピッタリ過ぎる。
那覇栄町の屋台祭りの気分に近いかも、と思った。
有山さんへのラブコールのあと「今夜は柿色の月が」。
大阪へのサービスかもしれんが嬉しい選曲でしたわ。
客に関わりありそうな、西成の町、大阪の話、難波屋の話、
有山さんの話、酔っぱらいのこと、話ししてて、
大笑い取ってるのに、最後には、次の曲に着地してるMC、名人芸やなあ!
「新しい町」は、ほんま盛り上がる。
けど、大切な意味のある素晴らしい曲でもある、と、
この日聴いてて、改めて思った。
この曲が、世の中に存在してて、
ほんまに良かった、助かった、と思った。
投げ銭、メンバーが直々に回るのも、なんだか嬉し楽し。
投げ銭の後のダブルアンコール(笑)
みんなが音楽にしか気持ちが向いてない上での、
アホな大盛り上がり、素晴らしい。
「男たちのメロディー」の「運が悪けりゃ死ぬだけさ」って、
ほんまにええ歌詞やなあ。
作詞、喜多條忠さんなんや、さすが!
カンザスがやると、下田さんが歌うと、なんかめっちゃ説得力あるわ!
キレのある演奏でむっちゃ響いた!
終わってから、カンザスの大ファンで
浅草のライブにも何度か足を運んでる黒ちゃんが
「浅草のHUB(カンザスシティバンドの本拠地のようなお店)より、
大阪の方が、盛り上がってる気がしますわ」ゆーてた。
なんだか嬉しいなあ。
以前、難波屋でやった時は、
盛り上がったのは盛り上がったのだけど、
演奏と関係なく騒いでる人もけっこういて、
「なんだかなあ」と思ったりもしたんやけど、
この日は観客の意識が、すべて演奏に向いてて、
演奏を盛り上げる声はあっても、
邪魔するもんがなかったのが、
ほんま嬉しかったし、なんだか誇らしかった。
下田さんは、ちゃんとジャンジャン横丁で買った金魚アロハを着てくれてはりました。
下田さんを兄貴のように慕うアマチ君も、お揃です。
けんちゃんさんが、写真撮ってくれました。
始まるまでは、ちょい疲れ気味やったので、
終わったら、すぐ帰ろうと思ってたんやけど、
なんだ気持ちが、たかぶって、帰れそうになく、
気がついたら、打ち上げ会場の釜晴れにいた。
下田さんとも久しぶりに話せたし、
喋ったことあまりないメンバーとも
話しできたりして嬉しかったんやけど、
ふと気がつくと、早苗ちゃんと二人きりになってしまってた。
ありゃりゃ〜〜!
けど、泥酔寸前で、家に着いたので、ヨシとしよう。
ほんまに楽しい一日でございました。
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