いっしゃん、ありがとうございました。
お世話になった、と言うより、
親しくして頂いた、
プロデューサーの石本良夫さんが亡くなられた。
山ほど一緒に仕事したし、
CMについて、一から教えても頂いた。
だけど、思い出すのは、仕事のことより、
酒飲んだり、アホなこと言い合ったり、
の方が、ずっと多い。
ほんま駄洒落、冗談好きな、おもろい人やった。
何度も腹抱えて笑わされた。
一緒に過ごす時間が長かったので、
ワシも鍛えられた。
石本さんに「ええツッコミしてるなあ、コンビ組まへん?」て
言われるまでになったんは、
ほんま石本さんのおかげです。
考えてみれば、初めて沖縄に行ったのも、
石本さんとの仕事だった。
行きの飛行機で、お互い
「初めての沖縄や」と言い合ったのに、
帰りの飛行機で「沖縄、何回目?」と聞かれた。
「ゆーたやん。初めて。いっしゃんもやろ?」と聞くと、
「ワシ、二回目」と言われた。
石本さん、どうしても外せん用事で、
途中、一日だけ大阪に戻ってたんだった。
大笑いしながら「全然羨ましないですわ」と言ったなあ。
あれからワシ、沖縄が大好きになり、
山ほど行ってます。
こんなに沖縄が好きになれたんも、
いっしゃんと行った初めての沖縄が
楽し過ぎるくらいだったからかもしれません。
ワシに沖縄のええ印象、くれて、
ほんまありがとうございます。
何もかも、笑いが溢れる思い出ばかりで、
その分、今は涙まで溢れそうになってます。
今ごろ、向こうの歓迎会で大忙しなんやろね。
ワシもいつか、そっち行きますから、
そんときは、また美味い酒とアホな話で、
盛り上がりましょう。
石本さん、お疲れさまでした。
ほんまにお世話になりました。
ゆっくりお休みください。