アイボが掘り起こした思い出。

あ!大爾がテレビに!!

普段なら絶対起きてない休日の朝、
病院での習慣で目が覚めてしまい、
朝飯食いながら、なんとなくテレビつけてると、
アイボの修理をする工場の特集やってた。

ふーんと思って見てたら、
「亡くなった息子のアイボを
修理して欲しい」という依頼があって、
そこで出てきた写真に見覚えがあった。
外海大爾。
会社の後輩で、
金持ちのボンボンで、
運動馬鹿やったけど、
めっちゃええやつで、
努力を惜しまないやつで、
金含め、ワシにないもんばかり持ってて、
嫉妬もしてたけど、
かわいくて仕方ない後輩やった。

ワシが九州行ったときは、
既に自分の会社興してたけど、
一番初めに福岡まで訪ねて来てくれたのは、
大爾やった。

そう言えば、大爾が大阪に事務所興して、
お祝いがてら訪ねて行ったとき、
アイボ見せられたなー。
「すごい競争率やったんですよー」
とか、めっちゃ自慢気やったけど、
新しいもん嫌いなワシは
「だったらホンモノの犬飼えばええんちゃう?」
とか言った記憶がある。

大爾が亡くなったのは2004年。
もう14年も経つのかー。
当時福岡にいて、
入院してたことも知らんかったワシは、
知らせを受けても、なんのことか
全く飲み込めなかった。
歳下で、ラグビー部出身で、
タバコも吸わず、
酒も飲んだらなんぼでも飲めるのに、
適量で自制して、
運動大好きで、毎日ジムに通い、
トライアスロンに恍惚とした喜びを感じてた大爾が、
ワシより先に逝くとは、
想像でさえ思えなかったからだ。

アイボは見事に蘇った。
蘇って最初にアイボがやった動作は、
柔軟体操だった。
大爾が教えてたんやろな。
家で、ひとりでアイボに
柔軟体操をコーチする大爾。
想像したら笑ってしまった。
そして、その後、あまりに大爾らしくて、
涙が止まらなくなった。

工場に修理を依頼したのは大爾の
一歳違いののお姉さん。

そしてアイボは、大爾のお母さんの元へ戻った。
お姉さんにも、お母さんにも、
お葬式以来お会いしてないので、
お顔が見られたのも、なんだかホッとした。

あんときは「ホンモノ飼った方がいい」と本気で思ってて、
「新しいもん好きなミーハーな奴」と見下してたけど、
こんな気持ちはホンモノでは
味わえないもんな。
この歳になって、また大爾に教えられるとはな。

二人で行った柳川の川下り、
のんびりしてて楽しかったなあ。
かんぽの宿の露天風呂から風景眺めて、
「いつか田舎暮らししたいなー」て
話したよなあ。
お土産にもらった野球ボール、
今でも持ってるよ。
眠れん夜に、これを何度かギュッギュッて握ると、
ゆっくり眠れたりするんよ。
たまには夢にも出てきてくれよな。

生きてたら大爾も50歳かー。
ワシ以上に子どもっぽいオッさんに
なってたんやろなー。

このタイミングで、入院してたからこそ
大爾に会えたことは、なんか運命的な気がするよ。
まだそっちには行かんけど、
いつかまた会おうな。

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アイボが掘り起こした思い出。” に対して2件のコメントがあります。

  1. ハル より:

    大爾さんの記事にたどり着いた奇跡に驚き!
    ちょっと雑炊のCMとか思い出して、色々話したこと、セルシオに乗せてもらったこと思い出しました。大爾さんのことを書いててくれてありがとうございます。

    1. hashimoto より:

      大爾のお友達の方なんですね。
      思い出して頂いて嬉しいです。
      寂しがり屋の面もあったと思うので、
      きっと喜んでますよね。

      ほんまにかわいいやつでした。

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