珍しくずっとええ天気やった虹丘2023。服部緑地RAINBOWHILL2023。

※今年は、なんも考えずにライブ楽しみたい気分だったので、
客席の知り合い写真、少ないです。
ライブの感想も少なめです。

こないだの日曜は服部緑地RAINBOWHILL2023でした。
ちょっと用事に手こずって、15分ほど遅れていくと、
会場手前の階段からせいちゃんの声が聴こえて来た。
わわわ！「夕凪」からかいな！

「夕凪」やのに朝、午前中から聴くことに。
これはこれでええなあ。
朝のスープのように、体をゆっくり音楽が巡ってゆく。
次第に体が目覚めてゆく感じ。
ラストの「イメージの木」で、体の隅々まで夕凪の音が行き届いた。
さあ、橋本さん、これがレインボーヒルやぞ！思い出したか？

会場のあちこちに知った顔、
いつもの顔、懐かしい顔。
天気は多少暑いが、風が気持ちいい。
空が高い。
気持ちのいい秋晴れ。
RAINBOWHILLは台風だったり、大雨だったり、
果ては停電だったり、
悪天候に恵まれることが多いので、
今年は上出来と言ってええやろう。

省念くんの音は、やさぐれてもノーブルやなあ。思う。
夕凪とはまたちゃう感じで昼間に馴染む。
ああ、幸福感！千葉さんのベースが深くて、ええ音。
なんか省念くんの物語性がさらに厚みを増す。
なんか、ギターとベースがひとつの楽器に思える。
ピアノの右手と左手みたいに。
この時は、省念くんにも曲を提供してる田渕徹くんと聴いてた。
田渕くん曰く、「省念くんの音楽は上品ではないけど、上質」。
田渕くんらしい、的を得た言葉やなあ。

曽我部圭一さんはソロで登場。
こないだ映画観てから、勝手に距離縮まった感あり。

観る前より、ずっと好きになりました。BBBムービー「ドキュメントサニーデイ・サービス」。

なんか寛ぎならやってる感じがええっす。
ステージ前には、すごい人。
やっぱ人気あるわあ。曽我部さんが終わる頃、
つくつくぼうしが鳴いてるのに気づく。
まだおるんや、つーか、つくつくぼうし、まだ大阪にもおったんやなあ。
そして風が吹き始める。めちゃくちゃ気持ち良い。

レインボーヒル名物、みにまむす出て来た。
あー楽しい！大人も子どもも体が揺れる。
これは、これで、名物。

RAINBOWHILLになくてはならない、
幕間の賑やかしです。

しゃぼん玉女、こと、せいちゃん登場。
今年もええイベントありがとうなあ！
天気良くて、良かったなあ！

キセルの音は、キセルの音でしか出せないなー。
さりげないけど、ほんまに唯一無二の音がしてる。
前に映画観てて、知らない曲流れて、
なのになんか聴いたことある気もして、
むっちゃ惹かれて、誰や？とエンドロール観てたら、キセルで、
むっちゃ納得した。
ありそうでない素晴らしい音楽。
ほんまにキセルくゆらせて、
ゆったり煙が舞い上がっていくような気になる。

この気持ちいい空の下、
ふちふなさんが響いている。

ふちがみとふなとさんの「ユーガッタフレンド」って、
たまらんやないか！
しっとりした曲から始まりながら、ところどころに牙を剥く。
したたかやわー。
確信的なしたたかさ。
知らん人は、初め、しっとりなごみ系バンドやと思うて
あとで、ビックリするんやろなあ。
ほら！「犬も食わない」！！（笑）
ほんで「ゴーゴーマングース」！
もう最高！！
会場マックスまで高めといて「うつろい」。
ワシらをどうしたいねん！（笑）
どうされても気持ちええけど。

うおおおお！キセルがゲストにー！
しかも「ティーチ・ユア・チルドレン」の純子さん訳。
ああ、いきなりミュージカルソー入って来た。たまらん！

遮光のええ時間にハッチェル4！
なんか、すごい多幸感。
ああ、この程よいガチャガチャした感じ、
なのに感じるテクニック！たまらん。腰が浮く。
なんかハッチ聴いてて、涙出そうになってる。

安齋さん＆みにまむす。
ちょっと疲れて来たので、芝生席でゆったりしながら観る。
芝生席からは何やってるんか、
さっぱりわかりませんでしたが、
みにまむすの音楽が楽しかったんで、まあええか（笑）

栗コーダーカルテットは、ギターの安宅浩司さんと、
世界一呑気な「運命」聴かせてくれた。
ああ、もうゆるさがたまらん！
筋肉のどこにもチカラ入ってないわー。
弛緩音楽やなあ。
川口さんのハーモニカメインの「庭の千草」。
ゆるいまま、泣けて泣けて仕方なかった。

最後は知久寿焼さん。
これは納得のトリやなあ。
まあメンバーすごいんで、
誰がトリでも納得しそうやけど。
ラストは、栗コーダーカルテットが出て来て「月がみてたよ」。
すげえ！たまらん。
もちろん、もともと大好きな曲なんややけど、
チューバ、サックス、ピアニカ、全部の音が気持ちよくて、
隅々まで愛おしい。
ここにいられて良かった！