寝屋川高校楽友会 29th Concert@アルカスホール。

ワシの出身校は寝屋川高校。
一応、吹奏楽部のOB(チューバ吹き)。
高校卒業以来、初めて聴く後輩たちの演奏ではある。

しかし、申し訳ない後輩諸氏!
一番の目的は君たちではないねん。
もちろん、君たちの演奏も聴かせていただくが。

司会は、リョカンダファミリアのメンバーでもある古味さん、
彼女が寝屋川高校出身なのだ。
つまりワシの後輩でもある。

ちょっと遅れて入ったのだが、
寝屋川高校楽友会女声合唱団の
「女声合唱とピアノのための民話」という演目に驚いた。
むっちゃアバンギャルド!
ところどころ、現代音楽かと思ったり、
フリージャズかと思ったり。
合唱も進化するんやなあ!

一番の目的はバイオリンの古味さんもメンバーの「うな重」。
ワシが何かと親しくさせていただいてるアコーディオンのかんちゃんと、
マリンバの上中あさみさんの、
ちょっと他にはない楽器の組み合わせのトリオなのだ。

ピアソラが、ごっつうクールでしたわ〜。
三人が、それぞれに存在感あるのが良かったなあ。
アレンジ、すごく工夫されてるんやろなあ。
ホールならではの、響きが素晴らしくて、
聴いたことのない「うな重」だった。
マリンバの奥行き感とか、ほんまホールのマイク通してない生音って、
気持ちええんやなあ。

おお!かんちゃんの口笛、初めて聴くかな?
曲終わり、感激して「よっ!」とか、思わず、声上げてしまいそうになる。
(上げてしもてたかも)
そーゆーライブやないんや!
気をつけんと!
かんちゃん、ライブ後のおしゃべりも受けてましたー。

うな重終わって、古味さん、司会に戻る。
リョカンダファミリアのときは、
かんちゃんとのズンドコMCが楽しいのだが、
この日は、ずっこけは、ほぼない名司会。
後で聞くと、かんちゃんは、
想定外の小ボケが好きなポイントだったそうです(笑)

ピアノデュオのブラームスの連弾、
けっこうパンクなところもあるんやなあ、
と、驚く。
なんとなく遠く感じるクラシックの世界が、
少し近寄ってきた気がした。

そしてトリは、吹奏楽部。
後輩たちの演奏。
あ、けど、OBってことは、同期や先輩もおるんやろか?

もう45年くらい前のことなんで、よう覚えてないけど、
現役時代のワシよりは遥かに上手い人たちやなあ。
まあOBなっても続けてはるんやから、そらそーなんか。
座ってる位置見てるうちに、ワシもチューバの席に座ってる気になって、
「ワシの斜め前には誰がおって、
あそこにはあの子がいて、
あいつはここにいて」とか、
いろいろ思い出すもんやな。
高校卒業以来、思い出したことのない、
同級生のこと思い出したのも、不思議な感覚だった。

そしてフィナーレは寝屋川高校校歌。
卒業式以来なんで、43年ぶりの校歌。
意外と覚えてるもんやな。
けど、卒業生でもないかんちゃんが、
大きな口開けて、ワシ以上に高らかに歌ってるのが、
不思議でしゃあなかったです。

ワシ、卒業生なのに観客、
かんちゃん、卒業生じゃないのの出演者、
40数年ぶりの寝屋川高校関連のイベント、
なんだか普段味あわない、不思議な気持ち、
いくつも味わったおもろい一日でございました。

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