馬喰町バンド「わたしたち」。

「ゼロから始める民俗音楽」をコンセプトに活動を続ける
馬喰町バンドは、本当に意欲的でユニークなバンドだと思う。
曲によってはわらべ歌をベースにしたように思えるものも多いが、
全体的に見ると確かに、そこにだけこだわってるわけではなく、
今までにはない新しい音楽なのに、
なにか、さかのぼりたくなるルーツのある音楽を
創造しようとしてるのが分かる。
自分の血や魂に流れるモノの中で、
まだ誰も形にしたことがないものを探すかのような作業。
だけど、いわゆる実験音楽ではない。
そりゃ「民俗音楽」なのだから、
難解で高尚であってはいけないのだ。
子どもまで楽しくて踊りたくなるような音楽。
まだ若いのに確信に満ちて、こういう音楽を
作り続けている彼らの活動から目が離せない。

この曲は、メロディもそういう彼らの在り様がよくわかるし、
言葉も日本語の持つ響きのおもしろさ、繊細さを拾い上げて、
組み直したような意欲作だと思う。
一聴、英語に聴こえてしまう日本語の組み方、
日本語特有の擬態語(新作擬態語も含め)など、
言葉のセンスの良さに驚かされる。

そして、映像も、お金をかけてるわけではないけど、
新しく、おもしろく、センスがいい。

なかなか関西でのライブがないバンドなので、
まだ関西では京都で一度観ただけなのだが、
なんかすごく観たくなって、スケジュールを調べると、
2月1日に名古屋のTOKUZOでライブやるじゃないか!
しかも、対バンはハモニカクリームズ!!

この組み合わせ、めっちゃしっくりきた。
二つとも、奇矯なことやるのではなく、
ルーツとか、自分の中に流れるものを大切にしながら、
新しく、オリジナルな音楽を作り出しているバンドだからだろう。

しかし!ああ木曜日、平日かあ~!どうか!同じ対バンで、
そのまま大阪来てください!!
ほんまに心からお願いします!!!


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