藤島晃一@レインコート。

先週木曜は、久しぶりの藤島晃一さんを観に、
十三レインコートへ。

なんか和やかに、観客と雑談しながら、
ゆるゆると始まる。
これも、藤島さんのライブらしさやなあ。

おお、あの独特のクセあるボトルネック。
今日は、リゾネーターじゃないけど、
もう音だけで藤島さんや!とわかる。
ワシはわからんのやけど、相当な技量なんやないやろうか。
目を瞑り、音だけ聴くと、スライドギターの人と、リズムギターの人と、
二人いるみたいに思えてしまう。
けど目を開けると一人、そこにおるんは、藤島さんや。

そして、何ゆーてるか、ときどきようわからんときもあるけど、
表情が楽しくて、つい釣られて笑ってしまうMC、
ああ、これも、藤島さんや(笑)

大阪で、店の中でのライブなんやけど、
隣の家との間に畑しかない家で、夜、夕飯のあと、
その隣の家から音が聴こえて来るような感じがして、
ゆるく、気持ちいい。

曲の途中でも、思いついたら雑談が始まる(笑)
ほんま近所の宴会みたいやな。
ところが藤島さんはお酒飲まれないので、
ノンアルコールで、こんなふうに、
のらりくらり喋ってるのであった。
酔っ払ってこんな人、よーおるけど、
ノンアルで!これはこれで才能やわあ。

ライブと言うより、宴会、
宴会と言うより日常、
たぶん日常でも、こんな風に考えごとしたり、
家族と話したりしながら、
ギター弾いたり、歌ったりしてはるんやろなあ。
たぶん、誰にも聞かすことなく、消えて行く極上の歌たちを、
聴かせてもらってるような気がしてきた。

なんかこの雰囲気、何かに似てるなあ、
思いながら聴いてたんだが
ふと気がついた。
そうや沖縄の民謡酒場に似てるんや。
観光酒場ではなく、地元の人メインの民謡酒場、
しかも、客の少ないとき。
ああ、それでワシ、なんか気持ちよく、
ゆるうくつろいでるんですわ。

言い換えれば、音楽と生活の位置関係が
沖縄に似てるのかもしれない。

「きっと、音楽というより、歌というより、
藤島さん、そのものを聴いてるんやろなあ」
思ったら、聴くのは、歌でも喋りでも、
どっちでもええような気すらして来た(笑)

でも、やっぱり歌が始まると、
深く自分に沈んでいくような、
その歌にのめり込んで行ってしまうんである。

いやあ、極上極上。

アンコールは、半分くらい雑談でございました(笑)

終わってすぐ帰らなあかんかったので、
あまりお話はできなかったんやけど、
エレベーターまで見送ってくれはったんで、
一緒に写真撮らせて頂きました。
嬉しいわ〜。

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