やまと絵って、漫画に繋がってるのかも。展覧会「やまと絵のこころ」@大和文華館。

先週、金曜だったかな?
初めて、大和文華館というミュージアムに行ってみた。

近鉄奈良線、学園前駅。
ここに降りたのって、何年ぶりだろう。
駅名の由来にもなってる、帝塚山学園には、
おとんが一時、週一で教えに行ってたので、
なんとなく親近感があったが、
降りたことは、あまり記憶にない。

駅前から坂を下っていくと、けっこうな高級住宅街の中に、
そのミュージアムはあった。
駅から割と近いし、万葉集の学者やったおとんの興味ありそうな展覧会
やってそうやから、
おとんも来てたかもな。

めっちゃ広そうな敷地に、ゆったりと建てられてる感じ。
さすが、近鉄さんのミュージアムやな。
建物も、立派で優雅。

観にきた展覧会は「やまと絵のこころ」。

「やまと絵」を平安時代から江戸時代まで、その変遷を辿る展覧会。
こういうふうに編年的にやまと絵を観たことって、なかったかもしれないので、
けっこう面白かった。

人物の表情の省略の仕方、記号的に省略しつつ、
違いを描き分ける技術とか、
絵巻物での絵と文字の関係性、
雲などを絵の一部でありながら、場面転換に使うやり手法などは、
今の漫画に繋がってる気がして、
日本で漫画文化が花開いた理由がわかったような気になった。
雲とかは、今の漫画で言う、効果線にも繋がってるのかもしれない。

岡田為恭(冷泉為恭)という人、知らなかったけど、
なかなか面白くて、ワシ好みの絵師でした。
一番気に入った岡田為恭の絵が絵葉書になってたので、
買わせて頂きました。
雲の使い方が絶妙!

建物を出て、庭を楽しみながら、入り口へ戻ります。

真弓とか、梅とか、咲いてる花もけっこうあって、
なんとなく春を感じられて嬉しかったです。

入口近くに立派な建物がありました。

説明文読むと、辰野金吾さん設計の奈良ホテルのラウンジやったみたい。
中入ってみたかったなあ。

大和文華館、中も天井高くて、気持ちええミュージアムやった。
けっこう面白そうな展覧会も、やってるみたいやし、
この近辺に、ほかにもミュージアム、いくつかあるみたいなんで、
またゆっくり、散策したいと思います。

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