良元優作トリオ@雲州堂。

ショック!!
今日のライブ、ライブ中に取ったメモが、どっかに消えてしまった!
こういうことがあるからスマホは信用できん。
もっと信用できんのが、ワシの海馬。
やった曲とか、そのとき感じたこととか、
メモに頼りっきりになってしまってて、
ほとんど思い出せない。。
仕方ないので、覚えてる全体のイメージでレポートします。

今日は、北浜の雲州堂で良元優作さんのトリオ。
ドラムの弦牧潔さん、ベースの今井健太さんという、
ジャズ畑の人とのトリオでした。

雲州堂は小さな音が、全部それぞれの音できちんと耳に届く会場。
その場所に、この二人はピッタリだった。
優作さんの声が小さければ、それに合わせて、
最少の音数、最小の音量で、音楽を届けてくれる。
ブギウギスタイルのノリのいい激しい音なら、激しく、
でも激しくなっても雑味のない、一個一個が独立した
綺麗な音で届いて来る。
それが、ものすごく心地いいライブでした。

前半は優作さん、アコースティックギターで、
「マミー」や「たあちゃん」など、小さな音で、
家族的な歌を中心にやってたイメージ。
ほのぼのと小さな火が会場に灯った感じがした。
今日のライブは、この最初のイメージが全体を覆うような
ほっこりと、仲間内で聴いてるようなライブになった。

かと言って、ずっと小さな音でやったわけではない。
「ペンノレ」では、凄まじいほどの熱量を放ってたし、
優作さんがピアノを弾き始めると、軽快でウキウキするような
ムードが会場に広がった。

弦牧さんは、ほとんどバスドラを使わないか、使っても、
本当に小さな音で優作さんの世界を
優しく見守ってるようなイメージだった。
弦牧さんのブラシが、すごく印象的だった。
「こんなに小さな音で、ブラシなので単音じゃないけど、
優しく、表情を付けてリズム出せるもんなんやな」と感心した。

今井さんのベースは、常にステディーだけど、
クールなわけではなく、優作さんの音をポンと前に出すような
頼り甲斐のある温かい音だった。
弓は、ほとんど使わなかったかな?
元々ベース好きなワシは、気がつくと、ボンボンと
一個一個の音が独立しつつ、
気持ちの良い流れを作ってるベースの音を追いかけたりしてた。

「ネギネギブギウギ」だったかな?3人が順番にソロを取る曲では、
そのソロが全部カッコ良くて、インプロっぽくて、
そこだけ取り出せば、ジャズコンボに聴こえそうな気がした。

後半、優作さんがアコーディオンを取り出して、鈴木常吉さんの
「水の中の女」と「アカヒゲ」をやった。
こないだ、しゃぼん玉感謝祭でAZUMIさんとやったときは、
そこに鈴木常吉さんが立ってるような気がしたが、
今日は、完全に良元優作さんの音楽になっていた。

歌った後、優作さん『常さんは「水の中の女」で、
「見知らぬ人が会釈する」って歌って、
僕は「よく知った人が知らん顔して通り過ぎる」って、歌ってて、
逆やなあ、思いました』ゆーてはった。
おもろい視点やなあ。

圧巻は「もう一曲だけやらせてください」と言って
アンコールでやった「昨日見た夕陽」。
静かに始まったかと思うと、徐々に熱を帯び、
ピークでは、何かがほとばしってるんじゃないか?と思うほど、
激しくなって、
そこから、またスッと静かになって、余韻を残して終わった。
まるで、今日のライブを、一曲に凝縮したかのような展開だった。

新しいアルバムは、この3人での演奏がベースになってるそうだ。
楽しみでならない。

※後日、メモが発見されたら、このレポートは残したまま、
「中継録画篇」として、同じライブの別レポートとして載せます。

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