八重山唄会in大阪「大泊克&大泊重孝、ゲスト大泊一樹・楠瀬敏夫@奄美・島料理ていだ」。
土曜夜は、天五の「てぃだ」に八重山民謡を聴きに行きました。
こんなに八重山民謡、どっぷりのライブ、
石垣島でもなかなか味わえません!
誘ってくださった山中さん、ほんまに感謝です。
大泊克さんは、その山中さんのお師匠さんでもあるそうで、
もう一人の大泊重孝さんとは、ご兄弟!
声もええけど、ええ顔で歌わはる!
笛が入ると、なんか途端に八重山っぽくなるんよねー。
ワシの思い込みかもしれんけど。
その笛の一樹さんはお二人の甥っ子さんらしいです。
ほんまに、これだけ純度の高い八重山民謡、
ポップスとかに日和らない民謡、
大阪ではなかなか聴けんよなー。
いや、八重山でもなかなか聴けんよな〜。
ときどき地の底から湧いてくるようなすごい声で歌わはる。
重孝さんが下がらはって、
克さんと笛の一樹さんと二人でやった曲が素晴らしかった。
なんだか、ワシの中に、ぐいっと入って来て、
いきなり八重山の風景が目の前に現れた気がした。
お!笛の一樹さん、今度はジャンベを。
けど島太鼓にしか聴こえない(笑)
それにしても、ステージ後ろのモニター、馬鹿でかいな。
シネ・ヌーヴォーの2階のスクリーンより、でかいんちゃうやろか。
おじいの面、おばあの面、アンガマや!
なんかむっちゃ嬉しい。
そのアンガマが場内、練り歩き始めた!
楽しい!!
ワシ、民謡酒場や沖縄料理屋の壁にかかってるアンガマは観たことあるけど、
動くアンガマ、初めてかも。
嬉しい!
アンガマで大盛り上がりの中、一部終了。
二部は一樹さんと一五一会の楠瀬敏夫さんの
「島々美しゃ(かいしゃ)」から。
おー切なくて、ええ声してるやん。
その上、色っぽいぞ。
歌い方、ちょっとポップスぽいけど、
その方が、受け入れられやすい人も多いのかもしれんし、
大御所の前で、ずぶずぶの八重山民謡は、
歌いにくいかもなあ。
観客は、各々が各々に楽しんでる感じで、めっちゃええ感じ。
聞くと、全国に散らばる徳之島の一族が、
初めて島外での大宴会をされてて、
島外では尼崎に多いということで、大阪で集合!となったらしい。
てぃだは元々奄美のお店やしな。
いろいろお話聞いた方は、東京から来てて、
初めての大阪らしく、
「こんな大きな奄美の店があるとは!」と驚いてはった。
楽しんで帰ってくださいね〜〜。
他にも、手話でお話しする団体さんもいらっしゃった。
休憩時間、弟子の山中さんのところに話に来た、
大泊克師匠と写真、撮ってもらう。山中さん、ありがとう!
至福!
けど、なんや、このポーズ(笑)
三部は、また兄弟二人。
揃いのかすり、ミンサー織の帯。
なんかかわいい。
けど、奏でる歌は、八重山度、さらに濃く、染み入りまくる。
これを大阪で聴けてる嬉しさよ!
おお!こんな鄙びた「月ぬ美しゃ」!
素晴らしい。
ちょっと山里勇吉さん、思い出す。
ざわめきの中から聴こえる美しい声が、余計に切ない。
ここでなら、ざわめきも、ええスパイスになる。
楽しさを盛り上げてくれる。
最前列に座ってほんまに良かった!
後ろの方やと、演奏が聴こえにくくて、
イラっとしてたかもしれない。
席取りしててくれた山中さん!ありがとう。
ほんまに至芸、声が隅々まで全部、自分のものになってなければ、
出来ない芸当やと思った。
そして、八重山に生まれ育ってないと、到達できない高み。
こんな八重山民謡が聴きたくて、
何度も八重山に行ったのかもしれない。
まさか大阪、家から一駅のところで聴けるとは!
そして、こんな大阪のど真ん中やのに、
声が波間に消えていく気がするのだ。
目の前に、白保の穏やかな海が広がるのだ。
リクエストで、デンサー節。
天五に、八重山にいる時にしか感じない時間が流れている。
ナイスリクエスト!
ありがとうございます。
最後は、カチャーシー。
ああ、むちゃくちゃ楽しい!
久しぶりに肩が痛くなるまで、踊ってしまった。
ワシの写ってる二枚は、山中さんが撮ってくれました。
最後の一枚、「後ろの師匠が、空港かなんかの等身大パネルに見えて仕方ない」、
との山中さんのコメント。
確かに(笑)
あまりに楽しかったのですが、
山中さん、師匠と積もる話もあるだろうと、
先にお暇しました。
大人なワシ!
けど、なんだか気持ちが昂ったのと、
すごいお客さんだったからか、
お店のオペレーションが悪くて、
あまり料理注文できず、
小腹の空いてたワシは、
近くの「なかい山」に寄ってしまいました。
子どもなワシ!
けど、なかい山さん、次の日、
周年イベントだったらしく、早終いで終わるところでした。
仕方なく、まっすぐ家に帰る、
再び大人なワシ、でございました。
お二人の動画探したのですが、
二人のは見つかりませんでした。
大泊克師匠の動画、トーク中心ですが、貼っておきます。