ムジカの森から至福2024〜Colloid×サキタハヂメ×森崇。
昨日は、久しぶりのColloidとサキタハヂメさんの融合ライブ。
おまけに森崇さんまで登場して、ほんまに気持ちのええライブでございました。
前回のライブがむっちゃ印象深くて、
「久しぶり」とは思ってたけど、3年近く前やったとは。
ワシの弱々しい海馬がつい昨日のことのように覚えてるってことは、
前回もすごいライブやったってことやな。
お!今回は、サキタハヂメさんまでColloidと一緒に、練り歩きながら入場!
口々になんかを叫んでるだけかと思ってると、
いつの間にか、それが、メロディらしきものになってきた。
もう魔法にかけられたか。
そして、そのメロディが、終わるとすごい雨音。
既に森崇さんが、いてはるからこその、世界になってる。
この曲は雨乞いの歌だったのか?
いや人間が誕生するもっともっと前、
天地開闢の時に降ったという雨なのかもしれない。
そして、その向こうから聴こえてくるのは鳥の声。
地球に生命が誕生したことを寿いでいるのかもしれない。
サキタさんは、ミュージカルソウだけでなく、
シタールみたいな音のする三弦の楽器や、
レインスティックみたいな音のする楽器、
他では観たことない楽器から、魔法のような音を出す。
それに加えて、別の不思議な音もするなあ、と思ったら、
横にいる森崇さんが、何やら操っている。
ミュージカルソウも、こんな音も出るの?
と思うような不思議にな音出してるし。
音楽も、なんか聴いたことないもんや。
基本的にはサキタさんの曲らしいけど、
ほんま一緒に音楽創ってるんやな!
もうこの一曲で「ほんま来て良かった!」と思った。
「泥の蓮」て曲らしい。
泥の中から美しい蓮が生まれ咲いて行く様子やったのか。
ほんま夢の中、いや蓮の花やから、仏さんの極楽浄土か、
とにかく、この世ではないどこかで聴いたみたいな、
たゆたう音楽でした。
一曲でColloid、しばし休憩。
サキタさんと森さんの、これまた夢の中のような音楽。
「これは、なんか生まれる前にいた世界なんかもしれん」
唐突にそう思う。理屈は、もちろん、ない。
ポチョポチョ雨の降る音の中、再びColloid、登場。
スキャットやのに、よう子ちゃんずっと譜面見ながら笑ってたなあ。
「何してたんやろ」、思って、後で聞いてみたら、
迷子になってたらしい。
照れ笑いか(笑)。
二部はColloidで始まる。
いきなりひろちゃんの素っ頓狂MCで、なんか安心する(笑)
初めて聴く曲も、複雑やけど、分かりやすくて、美しい。
美しいだけやなくて、グルーヴがちゃんとあるのがColloidの凄いところやなー。
安友子さんがおる凄さを改めて感じる。
だから複雑でも分かりやすいのかもしれん。
なのに、このMCの分かりにくさ(笑)おもろいけど。
この落差が、またクセになるんですわー。
ここでサキタさんと森さん、登場。
サキタさん、Colloid MCに巻き込まれ事故気味。
MCで迷子になりそうになってはった(笑)
サキタさんの「るるるの歌」、
なんかおもろい歌やけど、
人の歌でも「Colloidやなあ」と思えるのは、素晴らしいー。
おお!サキタさんも同じことを思ってはったんや!
「どの曲やってもColloid色になる」。
なんか嬉しい。
そやった!あの楽器「おっかさん」やった!前のライブでも観たんやった。
アッコちゃんの提案で、おっかさんの独奏。
さっきはシタールみたい、思ったけど、独奏で聴くと、また違って聴こえる。
爪で弾くとトンコリみたいやし、
弓で弾くと二胡みたい。
なんとも不思議な楽器やなあ。
そこによう子ちゃんの中国風ボーカルが加わる。
こりゃ悦楽!
サキタさんの質問で、アッコちゃんの各国語の作詞法を教えてもらう。
サキタさん、スワヒリ語をヒスワリ語と言い間違えたのを、
Colloidメンバーに何度もいじられる。
あんだけ言い間違いばかりのくせに、
人の間違いには厳しい奴らやな(笑)
サキタさん、こらずっと言われますよ!
覚悟してください(笑)
ちなみにアッコちゃんの作詞法は、
「へー!喋れないのに、そんな方法で!」
と思うような、驚きのテクニックでした。
珊瑚の産卵の曲、「クイーカがエロい!」とアッコちゃんの指摘(笑)
確かに、客席からも最後の方、クスクス笑い声漏れてました。
音楽すごいのに、なんか和気藹々、
笑い声の溢れるライブになって来た。
いろんな意味で楽園やな。
ひろちゃんのフリで森さん初コメント。
森さん曰く、「Colloidの変拍子が中毒、プログレやん」!
うんうん。ミュージシャンが共演してても、そう思うんなら、
ワシがそう思っても仕方ないな。
それ聞いてサキタさん「なんか審査員席から言われてるみたい」、、(笑)
ほんまに、音楽も MCも楽しいライブやわあー。
ラストは「夜の舟」。
サキタさんがミュージカルソウの不思議な音を、
森さんが波の音を足す。
ああ、なんか余計に奄美な感じ!
こりゃ、たまりませんわ。
よう子ちゃん歌い終わりで満面の笑み。
一部の終わりの笑顔とじは全然違う笑顔。
満足の笑いなんやろな。
アンコール前のMCもおもろかった。
サキタさん「未来にもいるような。過去にいるような。」
アッコちゃん「ずっと同じですよ。過去も未来も同じなんですよ。」
ひろちゃん「メビウスの輪みたいに、、」
ほぼメンバー全員から「どういう意味?」
また何言ってるかわからんようになって来た(笑)。
こうなると、Colloidは安友子さんが出てこないとまとまらない。
その安友子さんが「時間の概念がなければ後悔もない。」と、
ええ話ゆーてくれたのに、
「猫、ずっと寝てるのに『なんで寝たんやろ』とか思わんもんな」
て、アホなオチになるのはなんでや!
しかも、やっと、これでオチたかと思ったら、
ひろちゃんがもうひと押し!
いやあ、すごいわ!ひろちゃんに「飛び切りやな!」とサキタさん、
ナイス!!!
もう何やってるとこか、忘れそうやったけど、
そやった、アンコールやった。
アンコールは、「森の歌」
ポリリズムでポリフォニー。
一人一人の口見てると、それぞれが二つのメロディを行ったり来たりしてるんやな。
ほんま、さっきまでまとまりのない、ダラダラ話してた、あの子らが、
なんでこんな凄いことできるんやろ(笑)
Colloidだけでも深い森に連れ込まれたような気がするのに、
さらに、深くて広い森で、体中の細胞が全部入れ替わったような
気持ちになるライブでございました。
サキタさんが前回のColloidのライブより、
もう一人連れて来たのが、森さん、というのが、
「ようできた話やなあ」思いました。
「サキタハヂメさんがColloidに森を連れて来た」
ゆーてみたけど、そんなに上手くないな。
すんません!
そして、打ち上げ、サキタさん、女子会の中に紛れ込んだように、
キャーキャーゆー声に、囲まれたはりました。
ワシは音楽の話にも、女子トークに入っていけそうになかったので、
よう入っていけなかったんやけど、
ええ気持ちで酒飲みたい気分やったんで、
少し離れたとこで、早坂さんと谷口くんの
おっさんトークを少し繰り広げて、
酔わないうちにお暇したのでございました。
動画、早くも公開されておりました。