寅さん三昧。


世の中は仕事始めだと言うのに、
どっぷり正月続けてて、ほんますんません。
本日は寅さんデー、やらせてもらいました。

まずは、梅田界隈で大きなとこではワシが一番好きな映画館、
いつも空いてるブルグ7の客席で、
男はつらいよ お帰り 寅さん」を4Kで観賞。
ストーリーに入り込みすぎたせいか、
画質がそんなにええとかはあんまり感じませんでしたが、
泣いて笑って、懐かしい正月気分を味わわせて頂きました。

内容に関しては、それぞれの寅さんがあるんでしょうから、
触れないようにしておきますね。
話題の桑田寅さん、個人的には、なくてええかな?と思いました。
桑田さん、頑張って寅さんに寄せてるのは感じるのですが、
その江戸っ子っぽいガラッパチな感じが、
なんか少し違和感あって。
渥美さんの歌は、もうそんなとこ超えて、
ある意味、気品すら感じます。
その気品は、きっとさくらや家族のみんなへの愛やら、
感謝やら、謝罪の詰まったものなんやろう、と思う。
けど、あの気品は渥美さんやないと出せへんやろうしな。

後藤久美子さんは、そりゃまあ、美しく歳を取ってはりました。
演技のぎこちなさは、数十年ぶりの芝居ってことで、
大目に見なければならんでしょう。
満男と泉の関係は、形は違うけど、寅さんとリリーの関係に
似てるかも、とちょっと思いました。
お互い思い合ってるけど、結婚とかそう言う形には至らない。
だけど、ほんまにお互いを大切に思ってる他とは代えられない
特別な関係、みたいなとこでしょうか。
頭の中で、後藤久美子さんの「ゴトウ」、役名の「イズミ」が
ごちゃごちゃになって、広島の歌姫「ゴトウイズミ」さんが
出てきてしまったのは、ワシの弱った海馬のなせる技でしょう。

さて、昼からは、大阪駅から環状線を半周。
あべの近鉄百貨店で明日まで開催中の寅さん展です。
いやあ、ほんま「寅さんの日」ですわ。
幸せ。。

入口の山田洋次監督の言葉にまず共感。
ほんまに「自己責任」とか「生産性」とか
そんな数値化でしか、人を見られない世の中にこそ、
寅さんがいて欲しいもんや、と思います。

フィルムや手書きのタイトルのコーナーでは、
古き良きフィルム編集の時代を思い出し、
寅さんロケ地地図では、行ってない県が、
埼玉、富山、高知の3県だと言うことに驚きました。
富山、高知には美味いもんも、ええ景色もあるだろうに。
あ、いや、埼玉にないと言ってるわけじゃなくて、
ワシがまったく埼玉について知らないだけですので、
埼玉県人の方、お気を悪くされないでください。

くるまやのミニチュアや、あの茶の間のセットにも感激、
撮影禁止でしたが、全マドンナ紹介コーナーや、
寅さんの言葉を精神分析医が解説するコーナー、
茶の間での名場面の動画、マドンナとの名画面の動画など、
動画も全部堪能させて頂きました。

寅さんの啖呵売のコーナーも、楽しかったです。

さあ、そして充実のグッズコーナー。
ちょうど「買わなあかんなあ」思ってたバスマットがありました。
手拭いは、年末の断捨離で、未使用のが20枚はあることが
分かったため、今回はパスしましたが、
その代わり、これもって銭湯に行きたい、と言う欲には勝てず、
タオルは二枚セットのを購入してしまいました。
絵葉書は、かっこいい寅さんのを二枚、
ビニールポーチは、旅行などのときのアダプターなど
スマホ関連用品入れに。
一筆帳、ボールペンは、たまる一方ですが、けっこう安かったので。
寅さんのお守りは、一番よく使うカバンにでも引っかけましょう。
そして、一番嬉しかったのは、布製の印鑑入れですかね。
退社してから、何かと入用な印鑑、
なんか、ええ入れもんないかなあ、と思ってたんですわ。
バスマット、早速今晩より使わせてもらいます。

とまあ、寅さんの1日だったんですが、
せっかく天王寺まで来たんなら、
これも観とかなきゃ、もったいない!
と、あべのハルカス美術館の「カラヴァッジョ展」へ。
もう寅さんとは、まったく違う世界ですが、
カラヴァッジョが、かなり喧嘩っ早い江戸っ子のような気質だった
ということで、ご勘弁ください。

…て、ワシは誰に許しを乞うてるのか?

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