やはり宗教は、自分で選ぶべきもの、政治とは別にあるべきものだと思った。BBBムービー「エドガルド・モルターラ ある少年の数奇な運命」。
やはりヨーロッパのキリスト教絡みの話となると、
ちょっと理解し切れないところを感じたりもするのだけど、
カルト教団のマインドコントロールと置き換えて観ると、
少し見えてくる気もした。
いわゆる幼児洗礼の話と理解していいのかな?
たかだか200年足らずの昔のことやのに、
この頃のカトリックって、こんなに力持ってて、
強引やったのか。
今の時代なら、どんな言い訳をしても、
誘拐事件にしかならないのに、
それを正当だと言えてしまう状況が怖い。
この時代のヨーロッパに生まれなくて良かった、
と心から思った。
なんにしろ一番の被害者は、
年端も行かない子どもの頃から、
家族から引き離され、
家族とは違う宗教を植え付けられた主人公なんよな〜。
カルト教団とは違って、
自分の意思では全くないところから、
入信させられて、価値観を植え付けられてるところが、いたたまれない。
そら、大人になっても、考え方、変えられないよなあ。
けっこうワシの生活からしたら、
距離感のあるテーマなのに、
思った以上の観客で、
「こんなに話題の映画なの?」
と、ちょっとびっくりした。