かなり強引だけど、何度も覆された気分になるジェットコースターのような映画。BBBムービー「ゴールド・ボーイ」。
沖縄が舞台ってことで観に行った映画。
なんとなく火曜サスペンスみたいな始まりやったけど、
急にサイコになったり、
ファンタジックになったり、
かなり強引で不自然な展開もあったけど、
終盤にかけて、イニシャチブがコロコロ変わっていくのは、
けっこう面白かった。
ほんまジェットコースターみたいな映画やなあ。
簡単に人を殺しすぎやなあ、
とは思ったけど、
サイコなら、そーなんか。
けど、サイコとも思えない人間も、
友だちの買物、代わりに行くくらいの感じで、
人殺してたなあ。
そのあたりは、かなり強引やな。
沖縄の風習や社会状況、きちんと調べたみたいで、
お墓での行事やったり、貧困家庭描いたり、
夕暮れどきにはヤールー(ヤモリ)が鳴いたり、
コザの路地が出てきたり、
ほぼ沖縄ロケやってる感じやし、
かなり沖縄にこだわってる感じやったし、
登場人物、みんなウチナンチュの設定やのに、
なぜみんな共通語で話すのか。
そこは最初から最後まで強烈な違和感があった。
ここは、ワシみたいな沖縄マニア以外には、
気にならんとこなんかな?
タイトル、文法的に間違ってるのは置いとくにしろ、
なぜ「金」なのかは、全く分かりませんでした。
余談やけど、息子が殺人犯と思われて、
家に落書きされまくってるのに、
普通に勤務し続けるおかんも謎やなあ。