どんな正義も大義も、糞食らえ。BBBムービー「マリウポリの20日間」。
観てるのが、辛くなる。
目を背けたくなる。
だけど、背けてはいけない。
これが、今、世界で起こってる事実なのだ。
たった20日間で、この惨状。
これが、2年以上、続いてるのだ。
気が遠くなる。
少年が、老婆が、妊婦が、18ヶ月の乳児が、
命を散らす。逃げ惑う。
病院とわかっていて、発砲する。
生まれたばかりの命を奪う。
消防署すら、破壊されて、
消化活動もできない。
そんな行為でも、正義や大義を掲げれば、
正当性があると言うなら、
そんな正義は、なくなってしまえばいい、
そんな大義は、糞食らえだ。
同じタイミングで撮影を始めて、
7日間しか、記録できなかった人の映画も併せて観てほしい。
この映画観ても分かる通り、
肝心なときに、まったく守られてはいないけど、
ほんまに、民間人や民間施設を攻撃したらあかんのなら、
世界中の国が、口先でも、それを守るなら、
一番ええのは、コスタリカみたいに、
国から軍隊をなくすことではないだろうか。
国のどこを見ても、軍事施設やや軍人は発見できず、
民間人と民間施設しかない。
他の国は、その国を攻撃する、すべての理由を失う。
どんな言い訳も初めから存在しない。
コスタリカにも、軍隊的な組織がまったくない、というわけではないらしいけど。
