ワシ的に憧れるのは「PERFECT DAYS」より、こっち。BBBムービー「パターソン」。

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「PERFECT DAYS」を観たときから、ずっと気になってた。
「これって、なんかの映画に似てないか?」

先日、ふと思い出した。
「そうか、なんか静かな、大して何も起こらない展開とか、
その中で、ひっそり、だけど、幸せに生きてる感じが、
パターソンに似てるのかも」。

確認する意味もあって、今日、アマプラで「パターソン」を観直してみた。

うん、確かに似てる気がする。
けど、ワシはなんか、パターソンの方が、
より一層、生臭さがないように感じた。
パターソンには、奥さんもおって、
キスしたり、抱き合ったりもするのだが。

「ワシが日本人だから、日本が舞台で、日本人が演じる
PERFECT DAYSに多少なりとも、生臭さを感じてしまうのか。」
とも、考えてみた。
いや、そうでもない気がする。
映画観てての、人間が生きて、生活してるリアリティは、
パターソンの方に感じるんだから。

う〜〜む、結局、原因はよくわからないのだが、
どうしても、拭いきれない「PERFECT DAYS」に感じる、
広報臭、宣伝臭あたりに、その正体がある気はする。
その延長線上に制作サイドの
「売れたい」「話題になりたい」という欲を
感じてしまうのかなあ。
「ね!この生き方、素晴らしいでしょ?」って感じの、
ちょっとだけ生臭い煩悩?
パターソンには、ほぼ煩悩は感じない。

どちらも、いい映画だとは思うけど、
ワシが憧れるのは、パターソンの方やな。
それがヴェンダースとジャームッシュの違いかどうかは、
わからないけど。

(余談)
パターソンの、漫然と観てると観逃しそうなユーモアも大好き。
イングリッシュ・ブルドッグのマーヴィンが、
むちゃくちゃええ味出してるわあ。

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