木村恭子さんの追悼イベント。

今日、歌手としてナレーターとして、仕事で、ほんまに世話になった木村恭子さん、
今年の３月に亡くなった恭子さんの
追悼イベントに行って来ました。

「シンガー木村恭子」を、その時代時代に関わった人が丹念に
振り返る本当にいいイベントでした。
ワシは、恭子さんとCM関係者としてしか関わってなかったのですが、
恭子さんがずっとやってきた音楽を振り返れる構成で、
恭子さんを「仕事関係の人」として見ていた自分をすごく後悔しました。

沖縄、ブラジル、アフリカン、
ワシの好きな音楽を、ワシみたいに聴くだけじゃなく、
ちゃんと形にしてきた人なんだと知りました。

ああ、違うな。
そういうジャンル的なことだけではなく、
ワシが恭子さんと仕事をしたかったのは、
どんな短い言葉でも、ちゃんと気持ちを載せて、人柄まで載せて、
今まで、この世になかった形で、世の中に出してくれることだったんだろうな。

ちなみに恭子さんはCMで言うと「シャディーのサラダ館」や「カンテーレ」や
キンチョウの「ムンム〜〜ンムレムレ脇の下〜」とか「日本フルハップ」
とか、歌ってた人です。

今になって思うけど、言葉の奥の奥まで、わかった上で、
それをあからさまに、前に出してはCMにならない、ということまで、
分かった上で、軽く見えるように、気持よく歌ってくれたんだなあ。

なんで、恭子さんと、もっと一対一で、
仕事とか関係なく、音楽の話、しなかったんだろう。
絶対、合うのに。
他の誰にもできない音楽の話、恭子さんとなら、
できた気がするのに。

一生で、今が一番、恭子さんに会いたい。

いつか、そちらに
話、いっぱい持って行きます。
今度は、じっくり話させてくださいね。

献杯！