難波屋でT字路sを観る、ということ。

大阪で、難波屋で、T字路sを目の当たりにする、
ということに意味を感じていて、間違いではなかった。
まるで、ここで生まれた音楽かのように聴こえるライブ、
20130812の難波屋ライブは、T字路sが有名になろうとなるまいと、
ファンには語り継がれる、そんなライブだったと思う。

まず、声にぶっ飛ばされるんだけど、
ずっとライブを聴いてると、声だけじゃない、
音楽そのものがぶっといことに気づいて行くのだ。

少しずつ余裕が出て来て、歌詞に立ち入ると、
声に頼ったなんちゃってブルースではないことが、
ズンズン身に染みて行く。
くそお、日本でブルースができるのは大阪だけだと思ってたのに、
こういう本物が、大阪以外から出てくるのだ。

一人、T字路s より自分が目立とうとして、大声で叫ぶおっさんがいたが、
あれは大阪だと必ず一人はいるなあ。
できるだけ気にしないようにした。
面白ければいいんだけど、そんなに面白くないので。

そのおっさん、ワシの真横にいて、大人なワシは、気にしないようにしてたんだが、
後の方から見てた某鋭い友人が「橋本さん、あのおっさんが喋るたび、
すーっと、違う方向いてましたね」と言われた。
子どもです。

その友人の例えに納得した。
「黒人ってだけで、バスケうまいと思って、
荒いドリブルするから、よその人、ビックリしてはるんでしょう」
うまい言い方するなあ。
アレが大阪って、T字路sに思って欲しくないなあ。

ライブに揺さぶられたワシは、
7時から9時までライブを聴いて、そのあと、11時過ぎまで難波屋にいたんだが、
さっき話題にした友人や、待ち合わせもせずライブに来てた旧知の方々と会って、
すっかりいい気分になって、
トイレに行くとき、T字路sのお二人を見て、
「おい!T字路sが来てるぞ!」と友だちに言って、
「そろそろ帰ろうか」と言われたのであった。

今、まだ生で聴いたことのない人たちが羨ましい。
この気持ちを、今から体験することができるんだから。

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