鉄砲博三郎CD「音頭師」。

先日、栗コーダーのライブの後で、関島岳郎さんに聞いた
中尾勘二さんや関島さんももちろん参加した、鉄砲博三郎さんの
河内音頭を新録音した初CD「音頭師」を購入。

素晴らしい!!
博三郎さんの練りに練られた節回し、
初音家石若さんや暁照夫さんら、河内音頭を知り尽くしたサポート陣の
「これしかない!」というタイミングで奏でられるリズム、
そこに中尾さん、関島さんらの色合いが加えられて、
伝統的でありながら、モダンな匂いもする2013年の音になっていると感じた。

しかし、このうねりは沖縄民謡でも、阿波踊りでも聴いたことがないなあ。
これが河内音頭の味わいなのだろうか。

Facebookに載せようとYou Tubeを探すが、博三郎さんは見つからず、
「民謡鉄砲節」で一世を風靡した博三郎さんの同い年の従兄弟、
故鉄砲光三郎さんの動画もほとんど見つからなかった。

この状況、悲しいなあ。河内音頭、盆踊りの時だけに思い出すものに
なってしまっているのかなあ。

ワシも北河内で育ったのだが、新興住宅地に住んでいたこともあって、
河内音頭と接点のあまりないまま過ごしてきた。
去年、河内屋菊水丸さんのイベントに行って、
自分が河内音頭を踊れない、
手を叩くタイミングもわからないことに恥ずかしさを感じた。
世界中のいろんな地域の大衆音楽を聞きながら、
自分の生まれ育った地域の音楽をちゃんと知らなかったなんて。

そういえば、ワシの住んでた新興住宅街に隣した
旧市街に、光三郎さんのお宅があって、冬でも提灯が煌々とついていて
「なんなんやろ、この家」と思ってたことはあったなあ。

最近、FBフレンドの石田さんを初め、
AZUMIさん、カオリーニョさんと
河内音頭と接する機会が増えてきた。

もう一度、自分を確認するためにも、
河内音頭を、しっかり聴き直してみようと思う。

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