若い頃の良元優作。
たまに、古い優作さんを思い出したように聴いてみる。
今日は、おかんから久しぶりに電話があった。
だからだろうか。なぜか、「満月の手紙」が聴きたくなった。
最近はライブでも、なかなかやってくれないし、
ワシもあまりCDでは聴いてなかったので、久しぶりの「満月の手紙」だ。
今よりずっと若い優作さんの声。
優作さんはいつも進化してるのに、
この若い優作さんは、この若い頃で、また素晴らしい。
この時にしか、歌えない声で、歌ってるんだな。
今のボブ・ディランが好きでも、同じ曲でも、昔のバージョンを聴きたくなるように、
今の優作さんも、若い頃の優作さんも、ワシのマスターピースになっているんだな、と思った。
♪〜母さんばかりになりませんように〜なんて、切ない言葉だろう。
母さんのことを否定してるわけではないけど、
誰よりも、この子を愛してる、自分の気持ちを何とか伝えたい父親の気持ち。
優作さんの、このときの気持ちが凝縮されてる気がした。
常に、ライブで、驚くような演奏を聴かせてくれる優作さんだが、
CDというのは、こういう効用もあるのだな、と気がついた。