沖縄タイムス2020カレンダー「島唄紀行」、四月の歌は「屋慶名クファディーサー」。

そんなこんなで、カレンダーめくるのすっかり忘れてました。
四月の歌は「屋慶名クファディーサー」。

屋慶名は、うるま市の勝連半島にある地名。
発音は「やけな」やと思ってたが、正確には「やきな」が近いらしい。
ドライビングポイントとして有名な海中道路の付け根にある場所で、
海中道路ができる前は、ここから、浜比嘉島や平安座島などへ舟が出てたらしい。

クファディーサーは、木の名前で、和名はモモタマナ。
と言われてもイメージできないが、左右、水平方向に広く枝を伸ばす木らしい。

つまり、この木は、舟を待つ人に日差しの強い日は日除けに、
暑い日は涼み処として、雨の日は雨宿り場として利用されていたのだろう。
名護に、クファディーサー並木の道路がある。
まるで、緑のトンネルのようである。

またこの木の周りは夜は男女が語らう場、いわゆる毛遊び(もあしび)の場にもなってたらしい。
その場で、当時流行したのが、この歌らしい。
なので、歌詞は、木の美しさを、娘の美しさになぞらえて表現している。

それでか、上の動画では比較的ゆっくり弾いてるが、
この歌は速弾きで引かれることも多い。
やっぱりええとこ見せたいもんね。
「クファディーサーのように、あなたも美しい」という歌を速弾きで聴かせて、
娘の関心を買おうとするにーにー。
いつの時代も、内地でもウチナーでも男って、やっぱりアホなんやな、
となんか微笑ましくなる。

速弾きやと、こんな感じ。だいぶイメージが変わる。

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