黄金の館50th グラサンズ&吉田省念@拾得。

昨晩は久しぶりの拾得。
吉田省念くんの毎月イベント「黄金の館」に。
今回でなんと50回目らしいです。
記念すべき50回目のゲストが、
これでいいのかのグラサンズ。
関西一下品なバンドと、
関西一上品なバンドの一騎打ちか。

グラサンズの連中は、今日は珍しく
ライブ始まる30分前くらいに、
戻って来ました。
まあ、いつものごとく酔っ払ってはいますが(笑)

そして、バイオリンのソロに導かれて、
久しぶりに聴く田渕くんの生声は、
やはり切なく、ワシの心を締め付けながらも、
結果的には、柔らかくしてくれるのであった。
この日は、お忙しいサエツちゃんや、
ケーゴもいて、フルメンバー。
グラサンズは、ラスティックで
ドタバタしてるとこが好きなんやけど、
フルメンバーだと、そのドタバタ具合が
マックスになって、独特のグルーブが出てくる。
そして、辻野さんのフィドル、
ケーゴのクラリネット&ティン・ウイッスル、
サエツちゃんの鍵盤ハーモニカ、
コーちゃんのマンドリン、
それぞれのソロが聴けるのもやっぱり嬉しい。
ひとりひとりのソロは、
めっちゃ繊細で綺麗なのに、
まとまると下品でドタバタになるのが、
またおもろいよなー。

ドラムが途中でトイレに行くため、
ジュンジュンのボンクラなぞなぞコーナー(笑)
今日もスカタンな、なぞなぞ、
笑わせてもらいました。
完成度の低さ、というより「無さ」が、
ちょうどグラサンズか(笑)

お!省念くんが、ゲストギターで、
しかも曲は「中年の恋」(笑)
省念くん、こんなガチャガチャした曲も
好きなんやろなー、
めっちゃ楽しそうに弾いてはる!
田渕くん、「しょーねんの恋」て
歌とてはる。
中途半端なボケやわー(笑)
そして、省念くん入ったままで、
「鉄格子の窓」。
この歌は、歌詞とメロディと田渕くんの声と、
ケーゴのティン・ウイッスルがワシの涙ポイント。
あ、でもコーちゃんのマンドリンも、
サエツちゃんの鍵盤ハーモニカも、
ええんよなー。
つまり、この曲、大好きで、泣いてまうってことですわ。
しかも、今日は、省念くんのギターソロまで!
この曲聴くたびに「田渕くん、天才かも」と思う。
ちなみに田渕くん、奇妙礼太郎さんの
「ユーアーセクシー」の作者でもあります。
最後は、そのままアメージンググレースに。
しかし拾得、音もええなー!
久しぶりのグラサンズ、
適度に酔っ払って、酔っ払い過ぎず、
そーとー楽しかったですわー。

そして、後攻めはもちろん、吉田省念バンド。
省念くん、考えたら最近、ソロでは聴いてたけど、
バンドで聴くのは久しぶりかも。
いつの間にか髪の毛、真っ金金。
MCでゆーてはったけど、
おとつい染めたらしい。
「黄金の館」だからか?50回目だからか?(笑)

グラサンズの後やからって言うわけやないけど(笑)、
このリズム隊、すごいなー。
フュージョンかプログレみたいに
ピタッピタッと決めてくるけど、
グルーブは決して途切れない。
そこに、ヤッチさんのちょっと変態的だけど、
華麗な鍵盤が乗っかる。
省念くんの尖ってるけど端正なギターが乗っかる。
歌ってる省念くんは、
めっちゃ気持ち良さそうや。
なんやろう、省念バンドの音楽は、
めっちゃメジャー感あるんやけど、
メジャーにはおさまりきらん
得体のしれん要素も孕んでる。
もしかしたらサウンドとしての
クオリティは高いんだけど、
歌がそこに埋もれることなく、
ちゃんと肉声の歌として生きてるって
ことかもしれん。
海外のバンドには感じることあるけど、
日本のメジャーバンドには
あまり感じたことのない印象や。
こういうバンドがちゃんと売れてほしいなあ。
そうしたら、日本の聴衆レベルも上がるし、
低い聴衆レベルに合わせて作ってる
(とワシには思える)メジャーの音も
変わって行くような気がする。
いやー!ええライブやったー!
やっぱり終わりも、秩序ある混沌
(なんか変な言葉やけど、ほんまそんな感じ)から、
キレよくスパッと終わった。
そして、アンコールは、気持ちよく。

やー、究極のズタボロと
究極のビシバシ、
全然違うふたつのバンドやったけど、
それぞれの「らしさ」が爆発してた。
それぞれのええとこ、堪能できたわー。
そんで、拾得、やっぱり好きな店やわー。

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