Shinbowさんと出会う。

久しぶりにてっぺん越えの業務を終え、
さっさと帰って寝ればいいのに、
ご近所のパラダイスに沖縄からウタサーが来てると言う
恵理さんの誘い、我慢できずにちょっとだけ、と寄ってしまう。
そのウタサー、古我知さん、通称シンボーさん、
8時ごろから来て、三線で「ラストダンスは私に」とか
やってらっしゃったらしいが、
さすがに三線はしまわれてた。
けど、話が独自で、面白く、深く、同い年ってこともあって、
3時頃まで、盛り上がってしまった。
帰る少し前、近所のバーのご主人と言う人が、
仕事を終えて入って来た。
あれ?どうも見たことある顔やなあ。。
少し話してて、やっぱり!!
木村充揮さんの息子さん、俊章さんや。
どこかでバーしてると聞いたことあるけど、
うちのこんな近くやったんや。
今度行かなきゃ、やな。

シンボーさんの音楽に対する考え方もいろいろ伺った。
うまくまとめられないのだが、
ものすごく肯くところが多く、
CDを買わせて頂いた。
音楽は雄弁だなあ。
言おうとしてはったことが、
圧倒的な勢いで、ワシに入って来て、
納得すること、納得すること。
どちらかと言うと、一匹狼的なシンボーさん、
沖縄民謡のタテ社会とは距離を置き、
親交のある沖縄民謡の人は、
大城美佐子さんくらいだと言う。
かと言って、民謡や三線を好きでない、
という意味ではなく、
我流で、音を究めている。
三線の響きや、残響を、本当に知りつくしてるかのような演奏、
その上でどんな歌い方がええかを考えに考えたボーカル。
もちろん、沖縄民謡の知識がなかったわけではないだろうが、
誰かについて勉強したとかではなく、
自分で一から積み上げて行った結果、
純度、完成度の高い、だけどどこか人と違う沖縄民謡が
完成したという感じがした。
翻って見ると、安易に三線と沖縄音階を使って、
ポップに仕上げる人たちって
本当に沖縄民謡や沖縄を愛してるんだろうか、
そんなことを考えさせられる音楽だった。
民謡も素晴らしかったが、
「喜びや悲しみも幾年月」や「黒の舟唄」などの
内地の歌が、強かった。印象に残った。
選曲もめっちゃ好みだが、
どんな歌を歌っても、シンボーさんの歌に、
シンボーさんの沖縄民謡になっている。
それは、シンボーさんが歌そのものだからなんだろう。

シンボーさんのライブは明日土曜、下町キッチンパラダイスで、
20時ごろから。

下町キッチンパラダイス

友だちゆーてましたが、語りがポルトガル語みたいっす。

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