マルチーズロック@桜坂劇場。

まったく素晴らしいライブやった。
一曲目が終わったとたん、
隣に座ってた福岡から沖縄に移住して半年の中村さんに、
耳打ちされた。
「おい!すげーな!聞いたことない音楽だよ!」。

ああ、この人は、ワシと同じ場所で、
同じ音楽を聴いてる。
嬉しくなった。

実はワシはライブに人を誘うのが、苦手だ。
連れて来た人が、喜んでるのかどうか、
たとえ喜んでても、
それが社交辞令やないか、
気になってしまうのだ。

中村さんのひとことは、ホンマに心が動いてないと出てこない言葉だった。
一気に楽になったワシは、
ようやく、自分のためにライブに集中して行った。

そして、自分でも実感した。
すげーな!マルチーズロック!

人から与えられたイメージやなく、
自分たちで創り出した虚像でもなく、
自分が毎日生きている場所としての沖縄がリアルに音楽になってる。
三線や音階やハードロックに頼らない
が、
これは沖縄でしか生まれない音だと思った。
路地ばかりの栄町の、一番奥の誰も来ない路地を住処とする野良犬のような音楽だ。
そこでしか生きられないかもしれないが、
誰よりそこを愛してる人の音楽だ。

休憩時間、102歳で亡くなった、
モリトさんのおじいのカジマヤーの映像が
スクリーンに流れた。
これがまた、素晴らしかった。
血の繋がりも何もない、
ただの97歳のおじいの誕生会の映像なのに、
今、言葉にするだけで、嗚咽が漏れてしまうくらい揺さぶられた。
なんなんだろう。
「生」に対する普遍的な畏敬、とでも言うのか。

終演後、冷めやらぬまま、桜坂劇場をでると、
社友で現在弊社那覇支局長の村岡さんがいた。
堀内加奈子さんがいた。
中村さんを紹介すると、
するまでもなく、中村さんと堀内さんは知り合いだった。

誘われるまま、打ち上げに参加させて頂いた。
平井さんと中村さんが話し始める。
ほんの数時間前、ワシが紹介した二人なのに、共通の友人が出るわ出るわ!
とたんにワシの知らない話になった。
それがワシは嬉しくてたまらない。
と同時にワシだけが沖縄在住でないことが、少し寂しくなったりもした。

けど、会場には、マルチーズロックのメンバーはもちろん!
ゲストででた下地勇さんまでいる。
初めて知り合った人と高田渡さんの話や山之口貘さんの話で盛り上がる。
この距離感が沖縄だ。
ワシにとってのリアルな沖縄だ。

抱きしめたいような1日になった。
半年ぶりの沖縄だけど、
やはりここは、ワシにとって、特別に意味のある場所だということを
確認できた最高に嬉しい1日だった。

昨日会えたすべての人に「ありがとう」を言いたい。

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結局、風華に。。