頑張れない人もいる。

乙武洋匡さんがツイッターで暴露「24時間テレビのメインパーソナリティを断った」

40歳になる直前、福岡に転勤した。
転勤する前、いろいろ考え過ぎて困った。
ワシの前に大阪から福岡に転勤した人々は、
みんなおもろかったり、芸持ってたりした。
ワシ、おもろない。
芸もない。

関西人というレッテルなのに、
なんら、おもろいことできない
ワシ。

関西人やったら、ネタのひとつやふたつ、持ってんちゃいますのん！
いやいやいや。

アホシミュレーション、
アホほどしたが、
なんの結論も出ず、
なんの芸も持たないまま、
転勤してしまった。

で、こわごわ行った福岡は、
何にもおもろいこと言えん関西人、
何の芸もない関西人を、
わりとおもろがってくれた。

酒飲んで、グダグダになるだけやのに、
それも、おもろがってくれた。

あの町は、ちゃんとワシを、
ワシとして、見てくれた。

簡単なことではない、
と思う。

障害者であろうと、なんであろうと、
一人一人の人間として見る。

24時間テレビに出てくる、
素晴らしい、頑張ってる障害者もいるけど、
家でオナニーばっかりしてる、
頑張れない障害者も、たくさんいるはずだ。

健常者と言われてるヤツの中にも、
そんなヤツらがいっぱいいるように。
ワシも、その一人であるように。

頑張ってる障害者をワシは応援したいが、
頑張れない障害者も応援したい。
もっと言うと、
頑張れない普通の人もいることを、
わかって欲しい。

だから、ワシは、
24時間テレビは、一切見ない。
その存在意義も、認めない。

正しさ、と言う名のもとに、
頑張れない障害者を責めてしまう、
あの番組、
好きにはなれない。

これの投稿に対するリアクションも面白かったので、
リンク貼っておきます。（20200116記）