しゃぼん玉感謝祭 大阪編@ムジカジャポニカ(2020.10.13)。

さあ、いよいよ、しゃぼん玉感謝祭2020ファイナルは大阪ムジカジャポニカ。
ワシの本拠地のようなムジカで、知ってる、たくさんの人と一緒に
この日を迎えられることが、幸せでたまらん。
実際、ざっとみたところ、8割が顔見知りだった。

優作さんに言わせると、昨日までがリハで、今日は打ち上げらしいです。
本番いつやねん!
というわけで、この日も優作さんから始まりました。

人の波の向こうから「光あふれる国」が聴こえてくる。
そう、満員の客席、今日もソールドアウト。嬉しいなあ。
十月中旬とはいえ、今日は「風につらつら」がよく合う暑い日やったなあ。
そのまま「夏が嫌い」。
こういう曲聴くと十夢くんがゆーてた
「優作くんはリズムが特有、黒人に近い」というのがリアルに感じられる。
お!「ハーメルンの笛」、ライブで聴くのは、いつ以来?もしかして初めて?
この曲、聴くたびに好きになる。
ブリッジの部分からサビに入る展開がゾクゾクする。
今日のMC、なんやおもろいぞ!珍しく、笑いを誘ってます(笑)
お「キムおじさん」最近配信ではピアノで歌うことが多いので、
ギターバージョンは久しぶりかも。どっちもええなあ。
「キムおじさん」聴いてるとき、なんだか、ふと常吉さん思い出した。
ああ常吉さん、もう優作さん聴くことないのか、と思ったけど、
いやいつも聴いてるんやろな、とも思い直した。
「優作!満月やれよ!」って言葉がどっかから聴こえて来そうな気がした。
ワシのその思いを吹っ切るように元気いい「たんぽぽと太陽」。
元気ええけど、なんかそこに流れる冷静な目が、
哀しみにつながってる気がして、好きな歌。
お!「ドック・オブ・ザ ・ベイ」。こりゃかっこいい!

お!横ちんでて来た。これは今回のしゃぼん玉感謝祭で初めてのパターン!
「ペプシドライブ」始まる。
思わず客席から起こる手拍子とコーラス。
優作さん、昔はそんなん嫌がってた気がするけど、
今は喜んでくれる。嬉しい。
ペンノレは、フレーズごとに歌詞の解説付きで始まる。
おー!この疾走感!横ちん、ええ仕事するやん!
横ちん、顔を左右に振り乱し、かなり入り込んでる様子。
こんな激しく動くウッドベーシスト、初めて観たかも(笑)

横ちんと入れ替わりにAZUMIさん登場。
東京でも名古屋でも聴いたけど、
この「眼鏡橋」のAZUMIさんのギターが、
もうギターとは思えないような音出して、すごい。深い。広い。そして切ない。

そのまま、AZUMIさんのソロ。

「鈴木常吉の馬鹿野郎」3連発!(笑)ええわあ。
やっぱり大阪で聴くAZUMIさん、沁みるなあ。
リズムのなじみ方がすごいなあ、と「天王寺」聴きながら思う。
おお「6月25日」、久しぶりに聴くなあ。
やっぱり、この曲好きやわあー。
鈴木さん、AZUMIさんのごと大好きで
「AZUMIさんは、これからの人だよ。もっともっとすごくなるはずだよ」
って、言ってたなあ。
アルバムのプロデュースも買って出てた。
鈴木さんがプロデュースしたアルバムって、もしかしたらAZUMIさんだけかな?
AZUMIさん、聴くたびに鈴木さんの言ってた意味がズシンと伝わってくる。
本当に、聴くたびに凄い。聴くたびに好きになる。
おお「御堂筋」、今日はワシ版ベストAZUMIのような曲構成やなあ。
嬉しいわあ。
ラストの「文字を書く」は、爆音と静寂が波のように繰り返す。
そして最後は静寂のしじまに消えてゆく。
まるで人生みたいな演奏だった。

三部の鈴木常吉さんは、今日も「お茶碗」から。
今日もワシ、咳してみました。
やった!さわちゃん分かってくれはった(笑)三日目にして初!!

今日もそのまま「疫病の神」。
この曲はアルバム「ぜいご」の一曲目。
つまりワシが初めてCDで鈴木常吉さんのソロを聴いて、衝撃を受けた曲。
好き過ぎて、福岡の広告業界の音楽イベントで、
手島さんに伴奏してもらって、歌ったくらい思い出の曲だ。
今日は、ゲストなしで、ずっと3人でやるみたい。
あ、常さん入れて4人か。しゃぼん玉レコードの核を成す4人。
それは、それでフィナーレにふさわしいな。
そう決めた人に感謝!
「ダーティーオールドタウン」、今日は、ちょっと楽しげに聴こえる。
ああ、しゃぼん玉感謝祭、今日で終わりなんや。
なんか寂しいなあ。
「目が覚めた」は、今日も観客の手拍子。
ワシは、けっこうな大声で歌ってしもた。楽しい!気持ちいい!
「アカヒゲ」は、昨日からなんか、あちらに行った鈴木さんの
今を表してる気がする曲になった。
三人のユニゾンが、バラバラで面白い。みんな自由やなあ。
考えたらしゃぼん玉レコードは、そんな感じの自由な桃源郷だったのかもしれない。
常さんが作りたかった音楽の桃源郷。
けどなんか不思議なんやけど、AZUMIさんと優作さんと横ちんの声が合わさると、
常さんの声が聴こえてくる気がするんよなー。
「アカヒゲ」でもそれ感じだけど、次の「鉛の兵隊」のサビでは、
確実に常さんの声が聴こえた気がした。
まあ、ワシも歌ってたんすけどね。
せい子さんが、「鉛の兵隊」音源録音してて、
Twitterにアップしてくれてはった。
嬉しいなあ。
やっぱりサビのとこ、常さんも歌ってるわ。

優作さん曲紹介で「常さんの名曲です」
横ちん「ヒット曲です。名曲は、全部名曲ですから」
横ちん、ナイス!常さんが言いそう「優作、俺に駄作なんかねーんだよ!」
この曲は、今回のツアーで初めて優作さん、ピアノで。

あああ、ああああ。切ない。切ない。切ない。
とうとうラストの曲になってしまった。「石」。
終わるな!腰をかばって膝だけで踊りながら思う。
終わるな!大声で歌いながら思う。
終わるな!涙溢れるままに思う。

アンコールは「水の中の女」これもええタイミングのナイスな選曲やなあ。
この曲やないと、この祭りは終われない気がする。

ありがとう、AZUMIさん。ありがとう、良元優作さん。ありがとう、横ちん。
そして、ありがとうございました、鈴木常吉さん。
おお!もう一曲。「トリちゃんの夢」や。なるほどー!

終わった。終わってしまった。
だけど、優作さんがゆーてくれはった。
「しゃぼん玉感謝祭は、これからも続けます。」
嬉しい。
これからも、ワシは、ここ十数年そうだったように、
常さんと、常さんの音楽と生きていこうと思った。

■鈴木常吉 音源


■鈴木常吉出演映画(音楽のみ含む)

DVD化されてませんが、準主演で出たものに「わたしたちの夏」

たぶん、鈴木常吉さんの映画出演デビュー作、「プ」。
30代か40代で出演して、佐藤浩一さんや田口トモロヲさんと共演した
摩訶不思議なファンタジーです。

あと、先月から公開された「青くて痛くて脆い」にも出演。
この映画が鈴木常吉さんの最後の出演作品になりました。

■鈴木常吉プロデュース作品

■しゃぼん玉レコードから発売されたCD(現在ソールドアウト)

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