映画「音響ハウス」。

最近、チョロチョロ映画観てたのだが、
バタバタして感想のアップできてなかったので、まとめてアップします。
まずは、「音響ハウス」。

銀座にある日本を代表する音楽スタジオ。
坂本龍一、高橋幸宏、井上鑑、矢野顕子、東京スカパラ、
佐野元春、David Lee Roth、綾戸智恵、松任谷正隆、松任谷由実、
葉加瀬太郎、鈴木慶一、大貫妙子、笹路正徳、、、
綺羅星の如く、日本を代表するミュージシャンが、このスタジオで音楽を作り、
この映画に出演しているのだが、
大事なのは、そのオールスターぶりではなく、
なぜ、このスタジオが、そこまで、一流のミュージシャンに愛されたか、
ということなのだろう。

スタジオの作りそのもの、ミキサーやプロデューサーはもちろん、
メンテナンスの方に至るまで、妥協なく、いい音楽を作ろうという姿勢に貫かれている。
もちろん、ひとりひとりの努力もあるんだろうけど、
その一人一人を、そっちに向かわせてしまう、「場の力」というのをすごく感じた。

ワシが仕事したことある、ミスターミュージックの渡辺さんや吉江さんが出てたのも嬉しかった。
(吉江さんは、今年6月にご逝去されたそうです。知らなかった。ご冥福をお祈りします。)
実は、ワシも、このスタジオには仕事で何度か行ったことがある。
スタジオに置いてあるスタインウェイとか観て、
「このピアノで、坂本龍一さんが『音楽図鑑』演奏したんかなあ」とかドキドキしたのを覚えてる。
たぶん、鈴木慶一さんや白井良明さん、矢野顕子さんと録音したのもこのスタジオだったと思う。

この映画、もうひとつ「いいなあ」と思ったのは、
その錚々たる歴史を語って、勲章のように誇るだけでなく、
同時進行で、テーマ曲を作っていくのだ。
実際にこのスタジオが持ってる磁場を感じられたり、
ミュージシャンやスタッフのこのスタジオだからこその
実際の制作過程を同時体験できたりする。
そうやってできたテーマソングが、トレイラー後半のHANAさんの歌
トレイラー、リンクがうまくできなかったので、テーマ曲のショートバージョンの動画も。

なんか80年代っぽくて、懐かしくなりますわ〜。
こんなふうに、このスタジオの歴史は、
今も更新されてて、また新しい名作がここから生まれそうな期待をしてしまう。
この終わり方が素晴らしいと思った。

まだ全国各地で公開中です。
どうぞ、御覧ください。

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