「民藝の軌跡」@大阪日本民芸館。
昨日、映画観てから向かったのは、
万博公園にある大阪日本民芸館。
東京の日本民藝館にはこないだ行ったのに、
地元のには行ってなかったので、
こりゃ、行かなきゃ、と思っていたのだ。
万博公園は、広すぎる上に、有料区域と無料区域の境がわかりにくく、
車で来ることを前提に作られてるようで、
路線バス降りてから、グーグルマップ見て、最短距離行くと、
入口がなくて、大回りしたりして、
グーグルマップさんが言うには、バス降りて徒歩7分ということだったのに、
20分以上かかってしまった。
まあ、途中太陽の塔を観たことない角度から観られたり、
バラ園があったりしたので、ええっちゃええんやけど、
もう少し、公共交通機関使ってくる人の立場に立ってほしいもんだ。
今やってる展覧会は民藝の軌跡展。
元々、大阪日本民芸館は、万博のとき、民藝運動のパビリオンとして、
柳宗悦さんが集めた日本の民藝品や、民藝運動に関わってた作家たちの作品を、
万博後も展示するために残したものなので、
河井寛次郎、濱田庄司、芹沢銈介、棟方志功など、民藝運動ゆかりの
ワシの好きな作家の作品が、たくさん並んでた。
他にも、日本各地の民藝品がけっこうたくさん展示してあって、
思った以上に満足。
作家物と民藝品の違いについて、柳宗悦さんが書いてた文章が
素晴らしかったんだけど、
撮影禁止で、写せなかった。
もう一度、読みたいなあ。
けど、建物は、なんか味気なくて、東京の日本民藝館の方がずっと良かったなあ。
中庭は、けっこう良かったけど。
来た道で戻る気がせず、
正面ゲートを目指すが、万博公園、バカでかくて、
歩いても歩いても、全然進んだ気がしない。
なんか西新宿で都庁に向かって歩いてるみたい。
おまけに紅葉はそこそこ見頃やったんやけど「ゆっくり観たい」と思うほどの景色がない。
前にも思ったんやけど、万博公園、バカでかい割に、なんか使えないよなあ。
ゆっくりしたくなるような風景ないし、日本庭園も、もうひとつやし。
また来たいような施設って、太陽の塔と、民族学博物館と大阪日本民芸館くらいやもんな。
新しい万博するんやったら、まず、このバカでかい負のレガシーの
もっとええ利用法、考える方が先やと思う。
いっそ、またここで万博するとか。
ほんで、どうしてもあそこで万博するなら、ちゃんとしたあと利用、考えてやってほしい。
カジノとかやなくて、ほんまに住んでる人の役に立つようなもんを、
幸せにつながるようなもんを。
とか、あれこれ考えて、ようやく、正面ゲートに着くのだが、
またそれからモノレールの駅までは、10分くらいかかるのであった。
まあ、体にはええか。