島木譲二さんの訃報を聞いて思うこと。

島木譲二さんのご逝去にショックを受けて、
珍しくひとりで家飲みして、音楽を聴いた夜。
数時間飲んでたのに、音楽は三曲しか聴かなかった。
同じ曲、なんども聴いていた。
一曲目がカニコーセンさんの「インクライン」。

二曲目はローザルクセンブルグの「だけどジュリー」。

そして最後が、この曲。

理由は、ワシにもわからない。
頭より衝動で、聴きたい曲、
聴かなければならない曲を、聴いた。

まあ、他の人よりは、ワシはワシに詳しいので、
理屈を考えると。

島木譲二さんは、ワシが思うには、挫折を繰り返しながら、
だけど、頑ななまでに、自分が輝く場所を求め続けて、
まっすぐ、そこを目指して戦った人なんだと思う。
誰からも顧みられないような自分を、わかりながら、
自分の場所を掘り当てた人なんだと思う。
「夢を持ち続ければいつか叶う」と言われても、
誰もが、さんまさんやイチローさんになれるはずもない。
島木さんの無骨さ。素人のワシからしても、
どーなんやろなーと思うくらい、
芝居にもなってないし、
自分の得意技を出すことだけに一所懸命だった。
その無様なまでの一所懸命さ、それがワシは好きだった。
そこを貫いて、形を作った島木さんは、
不器用な人間の中のヒーローなのだ。
もともと能力のある人たちがさらなる高みを目指してなるヒーローやヒロインは、
枚挙に暇ないが、
元々、そーなれない人たちのヒーローは、
そんなにいないんだろう。

だからワシは、島木さんのご逝去を知ったとき、
大きなミスをして会社に損害を与えて、オロオロする男と、その家族の歌や、
すべてをドロップアウトして、その世界の中で有名になった人の歌を思ったのだろう。

そして「教訓Ⅰ」は、そんな一人一人にも、
一つ一つ命があること、
その命を自分のために使わなければいけないことを、教えてくれる。

あと、これを歌ってる浜田真理子さんが無類の吉本新喜劇好きだとゆーことも、
ワシの中のどこかで繋がってるのだろう(笑)

いろいろ考えさせてもらった。
島木さん、本当にありがとうございました。
ゆっくりおやすみください。

ワシも、そろそろ寝ますね。

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